2014年12月19日金曜日

12/17官報より

先日の12/17付けの官報でアマチュア帯の新バンドプランなどは発表されましたが、そのなかで注目したのは135kHz帯、1.9MHz帯での占有周波数帯域幅が100Hzから200Hzに拡大、475.5kHz帯の新設です。

136kHz掲示板によると早速関連部署に問い合わせをされたOMさんがいらっしゃったようで、そのOMさんの報告によると管轄部署のだいたいのスタンスが想像されました。あくまで伝聞なので詳細は直接掲示板をご覧いただくとして、これは475.5kHz帯免許は下ろせなくもなさそうだなという印象でした。

当局は今のところTX-500で免許を下ろそうと考えていますが(もちろんA1AのほかにF1D F1Bもです)、送信機の帯域外特に高調波スプリアスのレベルがぎりぎり(基準は50μW未満ー50W出力で-60dB未満アマチュア局では5Wを超える場合50mW以下かつ-50dB) 第3次高調波で-56dBなので50Wではちょっと足りないかもしれないぎりぎりか)なので別途LPFを付加したほうが無難です。年明けにでもつくろうかな。

また、ローディングコイルの性能からしてERPは50W出力でも1W行くかいかないかのレベルなので空中戦電力としては50Wで良さそうです。

一応ダミーロードとオシロスコープで電圧を測定して算出したTX-500の出力は13.8Vで54Wでしたが、50Wぎりぎりになるような電圧の調整とスペアナによる高調波レベルの変化を確認しておきましょう。

もうひとつ問題は運用場所です。要件に合いそうな運用場所をひとつだけではなくいくつか選定して望んだほうが良さそうです。移動できる場所での検査になるようで、運用場所の住所が免許に記されるらしいです。運用場所はそこだけになるのかどうかはわかりません。

4 件のコメント:

  1. 無線設備規則で、30MHz以下のアマチュア無線局の高調波スプリアスは-50dB以下で良いのではないでしょうか。
    確かに、該当する規則の冒頭の表を見ると50μW以下とか-60dB以下と書いて有りますが、その下の方に無線局により異なる値が書いてあって、アマチュア局は最後の方に-50dB以下と書いてあります。
    私も誤解していたのですが、-50dB以下で良いのではと思っています。
    http://www.tele.soumu.go.jp/j/sys/others/spurious/   の、
    http://www.tele.soumu.go.jp/resource/j/others/spurious/files/siryo002.pdf
    の四八頁、39項の表を参照。

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    1. GVYさん、こんにちは。
      コメント、ご指摘いただきましてありがとうございます。

      先ほど規則を確認いたしました。仰るように最後のほうにちゃんと書いてありました。しっかり最後まで目を通さないといけませんね。

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  2. -50dB以下というと、「トロ活」(新版)の303ページに注目しますと、
    4段以上の構成のLPFが必要、と読めますね。
    真空管の場合は、タンク回路があるので、2や3段で良いかも。

    いままでHF帯の自作リグでは、構成図にLPFを書かないと、TSSから返されました。
    そしてパイ型2段を記入するとOKになったのですが、これでは駄目かも知れません。

    今、T型4段のLPFの特性をJARLに測定してもらっています。

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    1. 齊藤さん、こんにちは。
      コメントありがとうございます。

      ご紹介いただいた4段LPFの特性非常に興味があります。キャパシタはある程度選別が必要なのかもしれませんが、値的にちょうどそのまま規格品が使えそうですね。挿入損失は少し気になるところですが。

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