2015年3月8日日曜日

立ちはだかる200mルールと臨局検査

JH1GVY森岡OMの日記によると、475.5kHz帯の免許がおりたそうです。

FT817を親機として自作20Wトランスバーターを付加することによって臨局検査を回避されたようです。その免許状に添付された注意書きに、『今回許可をした設置場所又は運用場所であっても、今後、住宅、事業者などの建物が建設された場合には運用は認められませんので云々...』と記されていることが少々気になりました。

この文言をまともに解釈するならば、もし200m範囲内に住宅やら新設された場合、他の許可された運用場所がなければ475.5kHz帯の免許が取り消されてしまうという意味なのでしょうか。そうでなくても新たに同意書を取る、もしくは新しい運用場所を申請するまでは保留(運用停止)されるということなのでしょうか。いまは局数がごく少ない状況でチェックするのも容易でしょうがこれから免許される局数が多くなる場合にどのようにチェックされるのかまったくわかりません。そもそもどうしてそこまで200m半径にこだわるのでしょうか。

 当局はTX-500の送信機増設で変更申請するので臨局検査を受けなければなりません。前の投稿のとおり高調波スプリアスは基準を満たしているとはいえ、余裕がないので外付けLPFを製作してその特性とLPF付加時の高調波スプリアス特性や空中戦電力、周波数測定など事前の準備が必要になってきます。今月の半ばに7L1RLL若鳥OMが1エリアではじめての臨検が行われる予定です。そこでは送信機本体のスプリアス特性の測定、中波放送受信機への妨害の有無などいろいろ検査をされるようです。

一方136kHz掲示板では連日475.5kHz帯の運用などの話題でもちきりです。当局も早く免許を受けたいと正直焦ってしまいます。別途FT-857に自作トランスバーターでも作成して申請してみようかなとも思いますが...

今後この200mルールがどのように変わっていくのか分かりませんが、これからのこのバンドの運用次第なのかもしれません。臨局検査はさまざまな妨害の有無を調査して状況を把握していこうとする意味合いもあるようです。それならばアマチュアなりにも運用しながらデータを収集し蓄積してしかるべきところに働きかけるなど、少なくともこれは現在このバンドで免許を受けた局のやるべきことであるような気がします。
 

4 件のコメント:

  1. 既に免許を受けているFT-857が20W含む又はそれ以下でなければ検査が必要です。

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    1. GVYさん、コメントありがとうございます。

      そうでしたか。857は50W免許なので付加装置としても臨検対象になるわけですね。そうしたら現状10W出力のSDRを親機にするしかなさそうです。

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    2. こちらを御覧下さい。
      http://www003.upp.so-net.ne.jp/JH1GVY/475k-menkyo_tec.html

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    3. GVYさんありがとうございます。

      現状免許を受けている10WのHF帯SDRトランシーバに20W以下のトランスバーターという構成であれば、検査は受けなくても良さそうです。

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