2015年7月24日金曜日

475.5kHz帯変更申請臨局検査終了

昨日移動しない局の475.5kHz帯追加の変更申請に係る臨局検査が執り行われ、無事合格し免許がおりました。

合格の文字がもうちょっと大きいとうれしいのですが(笑)
475.5kHz帯は中波バンドなので一括コードは3MAになります
検査対象は、送信機JUMA TX-500と7m高垂直短縮モノポールアンテナです。

前日まで夏らしい晴天でしたが、検査当日はなぜか朝から雨で梅雨に逆戻りしたような気候になってしまいました。しかし台風や集中豪雨でもないのでもちろん検査は予定通りです。

午前中運用場所の小屋に入りローディングコイル、インピーダンス変換トランスを外のマッチングボックスに納め持参したコントローラを接続しましたが、 バリオメータの角度を制御するユニットのPICのソフトを更新するのを忘れたため遠隔操作がうまく動作せず、とりあえずバンド中央の475.5kHzに手動で同調させました。

入力抵抗は上昇しています。雨が降ったから下がるというわけでもないようです
VNAで測定すると入力抵抗が晴れの日と異なり64Ωと20Ωほど上昇しています。

雨が地面にしみこんだ影響か、またはマッチングボックスの土台と上から押さえるためのブロックに雨がしみこんだためか調べておきたいところでしたが、検査まであまり時間もないのでトランスのタップをひとつ移動させ再整合させました。

昼過ぎ3名の検査担当の方々を乗せたワンボックス車が到着し、挨拶早々に小屋の中に検査機材が搬入され検査開始しました。

臨局検査開始の宣言のあと、まず書類の確認に入ります。無線従事者免許、無線局免許状、変更許可通知書、無線検査簿(確認したようですが、検査結果は記入せず別紙で渡されたのでなくても良いかもしれません。しかし総通によっては必要になるのかもしれないので一応念のために用意したほうが無難でしょう。)を担当官に確認していただきます。

書類の確認が済んだ後、次に送信機の測定に入ります。(検査日前に事前にA1Aでテストする旨と、送信機出力コネクタの種類を聞かれます)

送信機出力コネクタから通過型アッテネータを通してポータブルスペクトラムアナライザに接続し、475.500kHzでキャリア送信して信号の周波数偏移を確認(許容範囲内でしたが、結構ずれていました^^;)、帯域外不要輻射と高調波スプリアスを測定します。スプリアスは外付けLPFの効果で、自前測定どおり基本波に対して-70dB程度とのことでした。

最後に、中波ラジオ(ソニー製のポータブルラジオでした)を外に持ち出して2倍高調波と3倍高調波にあたる周波数でしばらく周囲でモニターしていました。

その後それぞれの検査結果を元に協議の結果、合格を告げられ検査結果通知と新たな無線局免許状をいただき検査はすべて終了、約1時間半かかりました。

というわけで、ようやく475.5kHz帯の免許が下りました。運用場所まで遠いので頻回には運用できませんが、週末など出向いて運用したいと思います。

あと、今回の申請に快くご承諾ご協力いただきましたオーナー様と取り次いでいただきました局長様に感謝申し上げます。ありがとうございました。

2015年7月20日月曜日

第20回関ハム2015に参加しました

予告どおり先日の18.19日に開催された第20回関西アマチュア無線フェスティバル(関ハム2015)に行ってきました。

折りしも台風11号が四国に上陸して北上し日本海に抜けたころだったので、なんとかいけるだろうと例年のごとく17日夜車にのって目的地まで出発しました。

名古屋あたりまでは特に天候も問題なく順調に進んでいましたが、名神高速に入るところから時折激しい雨が降ってきました。なんとなくいやな予感はしましたが、高速道路の電光掲示板には、京都南から吹田まで通行止めの表示が...

このままだといずれ渋滞は必至。途中の温泉施設のあるSAに寄ろうと思っていましたが、時間がたつにつれて動きが取れなくなるだろうと踏んで手前のPAの高速道路表示板をみて米原から北陸自動車道に入り舞鶴若狭道路経由で琵琶湖を北方向から回り中国自動車道に合流するという回避策に出ました。

距離は100キロほど余計にかかりましたが、幸運にも交通する車もまばらで順調でした。しかしやはり途中三田あたりから通行止めとなり、三田から高速を降りて一般道を40キロほど降りて無事に会場の池田市に到着しました。

というわけでもはや見慣れた風景ですが、



キーヤーを展示頒布させていただいた場所はこんな感じになりました。


さすがに表面実装部品採用など前作よりも工作難易度が上がったせいかあまり捌けませんでしたが、1日目に購入していただいたお二方早速組み立てていただき2日目に完成品を見せていただきました。ありがとうございます^^

会場ではSNSでお世話になっている方々とアイボールしつつ楽しい時間を過ごさせていただきました。

で、今回購入したものたち。


0.5mm径の細ハンダが目に留まって早速購入。ついでにとなりのID-31も。D-STAR機は初めて所有するわけですが、変更申請通るまでに使い方を把握しなくてはいけません。
さらに右の透明なプラスチックケースに収まるのはマルチ部品チェッカーなるもので、主にプッシュボタンに表示用LCD、測定端子、裏にワンチップマイコンが装着してあるだけの単純な構造であるのに、TR、FET、ダイオード、コンデンサや抵抗、コイルなど部品の極性やパラメータを表示してくれる便利なものです。これはまた機会があったら紹介しようと思います。

2日間はあっという間に過ぎましたが、現地でEBいただいた各局ありがとうございました。次ぎ訪れるのは来年の関西ハムシンポジウムでしょうか。

追記:Keyer Mini-V2 Revision2 kit versionは5セット残っています。表面実装部品やパーツの若干の加工が必要で難易度は前作より格段に上がってしまっていますが、ご希望の方はメールでご相談ください。

2015年7月17日金曜日

第20回関西アマチュア無線フェスティバルに行ってきます

準備や何やかやでブログの更新が滞っていました。

台風も翌日には通過する様子なので、明日(18日)あさって(19日)の関西アマチュア無線フェスティバルに向けて夜出発します。

今回はこんなイラストを掲げているブースにお邪魔して新キーヤーキットを頒布しようと思います。
 
詳しい仕様は、Keyer Mini-V2のブログの投稿をご覧ください。

このブースではこのキーヤーのほかに皆さんが持ち寄ったジャンクやパーツなども販売するので、イベントにいらっしゃる折にはお立ち寄りください。