2016年2月23日火曜日

積みキット少し消化

海外ネット通販が身近になったり、ショップも海外発の面白そうな電子工作キットを扱ってくれるようになるなど身の回りには誘惑が多くなってきました(笑)

そんなわけで、とりあえず買っておこうとばかりに買い込んで手のつけていないキットが増えてきたので先日の日曜日に2つほど消化しました。

まずは、aitendoで購入したDSPラジオキットDSP6955(無印)です。

このキットMW, SW, FM帯受信に加えてLCD表示器が付き、特売で2,000円だったので思わず飛びついてしまいました。

制御用のマイコンと、ラジオICは表面実装、他はスルーホールパーツで組み立てに2時間弱かかりました。

TBSのFM補完放送受信中 意外と感度・音良好
最初LCDを基板のシルク印刷に合わせてハンダ付けしたところ、いざ動作させると表示がめちゃくちゃ^^;ネットで調べてみると、どうやら基板の設計ミスで反対につけなければならないことが発覚。(V2では修正されている)

前もって調べなかった自分の不覚ではありましたが、このままでは悔しいので(笑)20ピンほどの半田付け部分をはずすことにしました。

google+で表面実装ICの外す方法として太い銅線を足の部分に合わせて曲げ、すべての足に銅線が当たるように加工してから半田ごてを銅線の中央にあててICの足にあるすべてのハンダを同時に溶かして外すという方法が紹介されていました。


これに倣って太目のハンダ吸い取り線をハンダ付けしている部分の長さ+α 分だけ切ってハンダを適量吸わせ、LCDの足をハンダ付けしてあるすべての部分を覆い半田ごてをあて反対側からLCDをつまんで引っ張りやっと外すことができました。過程でランド1個持ってかれましたが^^;

あとは別のハンダ吸い取り線で余分なハンダを基板から綺麗にふき取り、LCDを正しい方向でハンダ付けしなおしました。

これで上の写真のようにキチンと表示されるようになりました。

MW,FMの感度はほどほどで音質もまずまずな実用レベルでしたが、調整した周波数がうまく記憶できないようでバンドチェンジや電源入れなおしでデフォルトの周波数に戻ったりなど制御系がいまいちでした。プログラムの問題なのかマイコン自体の問題なのか、組み立ての問題なのか今のところ不明です。

そのあと、秋月で購入したカラーオシロスコープキットを組み立てました。

アセンブリマニュアルは簡潔でよく出来ています。参考にせねば。
このキットは、以前組み立てたモノクログラフィックLCDオシロスコープキットを出していたメーカーによる新しいキットで、表示部がカラーTFT液晶で波形が見やすくなっているようです。

真っ赤な基板にはマイコンが装着済みでしたが、それ以外表面実装部品含めてすべてユーザーの取り付けになります。

しかしチップ抵抗など自分のキーヤーキットよりふたまわり大きいサイズだったので、実際組み立ては比較的楽でした。

組みあがり電源を投入しキャリブレ用の信号源を拾ってみました。

左に見える小さいモジュールは次のターゲット(謎
TFTなので表示は当然ハッキリくっきり、レスポンスも良好です。普段使っているオシロがSTN液晶といういまやカラー液晶では使われない非常に見難い液晶なので、ちょっぴり感動してしまいました。

3000円台のキットということで1chで帯域も200kHzですから高周波用途には不向きですが(分解能は12ビットらしい)、低周波域信号やマイコンの信号の観察に使っていこうと思います。

まだまだ積みキットは残っていますが、少しずつ楽しんでいこうかなと思っています。(といいつつまた新たに積み上げられてしまう予感が^^;)

2016年2月16日火曜日

ちばハムの集い2016に行ってきました!!

というわけで、14日バレンタインデーに開催された恒例ちばハムの集いに参加しました。

やはりというか、朝の天候は雨と春一番で嵐の状態でした。車で出かけましたがアクアラインは当然のように通行止め、電車も止まっていたようです。幸い湾岸まわりで千葉北ICまで渋滞もなくスムーズに通過し、会場の四街道文化市民センターには8時前には到着しました。

すでに四街道アマチュア無線クラブの方々も到着されていて、会場玄関までご一緒しましたが、8時40分にならないと開かないという^^;この荒天の中20分くらい待たされようやく中に入ることが出来ました。

9時10分前に設営開始し、昨年と同様のポジションに。



まあこんな感じで店番しておりました。天候がアレなせいか昼過ぎには晴れましたが来場者がまばらでキットやマグネットはあまり出ませんでした^^;

それでも買っていただいた皆さん、お手に取っていただいた皆さんどうもありがとうございました。半完成品はまだ2台分残っていますので、ご入用の方いらっしゃいましたらメールをお送りください!(宣伝)

 今回の参加した目的は、twitterやG+でお世話になっている各局とのEBはもちろんのこと、これを...


 昨年のオール千葉コンテスト136kHz部門の賞状を戴きに参ったわけです!

3回目の参加でようやく戴くことが出来ました。賞状など受け取るなんて卒業証書以来じゃないかと^^;ちょっぴり緊張気味で受け取りました。

コンテストに入賞などしたことないので賞状をいただくのは初めてですが、うれしいものですね。

今年も10月にオール千葉コンテストが行われるようですので、また県内へ移動して136kHz運用しようと思います。運用者がいないと部門が成り立ちませんからね。折角関東エリアで唯一136kHz部門用意してくれているのに参加しないでいるのはもったいないというか、運用できる局はぜひとも出てきて欲しいものです。

【おまけ】
表彰式のあとお楽しみ抽選会が行われたのですが、最後の最後でこのようなものが当たってしまいました...



なんでもJARLの副会長さんが朝行列に加わって購入されたという、大きなハート型チョコケーキでした。

早速冷蔵庫で冷やして美味しくいただきました(笑)

2016年2月10日水曜日

ちばハムの集い2016に行きます!

さて、今度の14日(日曜日)に千葉県四街道市文化センターで、JARL千葉県支部主催のちばハムの集いが開催されます。

昨年は四街道アマチュア無線クラブさまのご厚意によりKeyer Mini-V2(revision1)キットを頒布させていただきましたが、今年もお邪魔させていただくことになりました!ありがとうございます。

今回頒布する予定のものは、こちらです。


Keyer Mini-V2 Revision2半完成版キット(表面実装部品取り付け済み 頒布価格5,500円)5セットと、完全キット(頒布価格4,500円)2セット、それからRevision1用のPIC16F1847(ファームウエアVer 1.76a最新版プログラム済み 頒布価格300円)2個持っていきます。(写真の完成品はデモ用です)

Revision1,2のファームウエアアップデートサービスとして、Pickit3などのプログラマをお持ちでない方は実機をご持参頂きましたらその場でアップデート(Revision1(16F1827用 -> ver.1.56, 16F1847用 -> ver.1.76a)、Revision2 -> ver 2.61b)させていただきます。

それから、写真左にありますJO1YYPわいわいぴークラブ謹製のデザインマグネット(缶バッヂではなくてマグネットですあくまでも)5種1セットを8セット頒布します。このマグネットの詳細につきましては、こちらのページをご覧ください。

毎年このイベントでは天気がイマイチな印象しかなのですが、天気予報ではまたもや雨らしいです。そんな日ではありますが、ぜひ遊びにいらしてください。

2016年2月2日火曜日

136kHz西宮市移動記

先日行われた関西ハムシンポジウムに参加できませんでしたが、前日の移動運用だけはやっておこうと思い29日の夜に車で出発しました。

折りしも雨が降っていて雪になるかもしれないという気候の中、運送用のトラックがひっきりなしに走っている夜中に500キロあまり走行して現地に到着しました。

みんな知っている夜景がすばらしい展望台
南方向を中心に180度以上視界が開けています
7時過ぎに展望台駐車場に到着。昨年のような雪はありませんでしたが時折突風が吹いて体感的にとても寒かったです。

そんななか駐車場の端っこでいつものアンテナシステムの設営に取り掛かりました。Spider Beam製の12mグラスファイバーポールをタイヤベースに挿して天辺には垂直エレメントと2本の傘型エレメントの端を固定し1段ずつ11段まで目いっぱいにポールを伸ばします。傘エレメントはもう一方の端にワイヤーをカラビナでつないでガードレールの柱にくくりつけます。垂直エレメントはポールの継ぎ目ごとに養生テープで半固定し、端をローディングコイルのホット側端子に繋げます。アースは0.3mm厚90x60cm大のガルバリウム鋼板を10枚車体下に並べてそれぞれ電線でつなぎます。そしてインピーダンス変換絶縁トランスをアースとローディングコイルのコールド側につなぎ、トランスの50Ω側に同軸ケーブルを接続して送信機のアンテナ端子につなぎます。

12mポールと下に10枚の鋼板を敷く定番スタイル
送信前にアンテナアナライザでアンテナ入力抵抗、VSWRをチェックします。

風でSWR曲線が左右によく動きます(笑)
アンテナ入力抵抗は75Ω程度でやや高めです。雨が上がったばかりで充分乾いていなかったのかもしれません。

あまり時間がないので突き詰めず、送信機と受信機をセッティングして8時過ぎから136.5kHzCWモードでCQを出しました。

TX-136内蔵のGPSでは、GLはPM74psを表示しています
残念ながら応答はありませんでしたが、某掲示板で運用情報を流していただいた方がいて直線距離で70km離れた和歌山で受信されたようです。TNX JH3XCUさん &  JA3TVFさん

そのあとはWSPR2とDFCW30を適宜送信していました。

突風によりポールが大きく揺さぶられたときには共振周波数が1~2kHz程度変化してしまいます。VSWRは上のグラフを見ていただくとわかりますが、VSWR>2の範囲が1kHzに満たないので少しの変動でもVSWRは大きく変化してしまいます。超短縮アンテナの泣き所といいましょうか、比較的長時間連続送信が要求されるWSPR,DFCWモード、特にDFCW30では強い風が吹くたびにVSWRが急激に上昇して送信が中断してしまいました(送信機にはSWRプロテクションが付いていて、カットオフレベルを調整することも出来ますが、50Wフルパワー送信時では高SWRが続くのはファイナルやコイルにとってNGなためあまり甘くすることは出来ません)。

それでもなんとかWSPRとDFCW30を送信し、清須市と山梨市の局に捕捉されました。
TNX TNUKJPさん & JH1INMさん

Pwr表示とSNRが連動していません 風の影響でしょうか
何やかやで12時過ぎとなり、その日のうちに帰らなくはならないため撤収となりました。

定番『はぐれわいわいぴー』もどき
帰り途中、温泉施設などが併設されているという伊勢湾岸道路の刈谷PAで休憩がてらハイウエイオアシスの温泉を堪能してきました。

露天風呂も広くてリーズナブルな温泉施設でした
このハイウエイオアシスは高速道からも一般道からでも利用できる施設で、ご家族連れが多くにぎやかでした。

土曜日の午後とあってか帰りは渋滞もまったくなくスムーズで無事に帰宅できました。

今回は自宅はもちろん東京や埼玉、千葉のグラバーには届きませんでしたが、清須市には強く届いていたとレポート頂いており、そのときのコンディションでより遠方には届いたり届かなかったりなのかもしれません。

136kHz帯は1エリアで活発とはいえここのところ停滞気味です。3エリアには(もちろん他のエリアでも、です)136kHz帯に興味がある局がいらっしゃると聞きます。ハードルはやや高いですが475.5kHz帯に比べて免許もおりやすいですし、移動運用でノイズが少ない環境でしたらCWの遠距離通信も充分可能なバンドですからもっと参入局が出てきてくれるといいのになと思う今日この頃でした。