2016年8月22日月曜日

ハムフェア2016参加記

さて、先日20日と21日に開催されました、ハムフェア2016に参加してきました。

天気は不安定でしたが、両日とも何とか雨に濡れずにすみました。(初日は時々激しい雨が降ったようですが)




昨年と同様に関係する2つのブースでお手伝い(というか突っ立ってるだけ^^;)したわけですが、初日は全日本長中波倶楽部ブースでした。

リッツ線で巻いたローディングコイルがまぶしい
 今回は最初に製作した136kHz用ローディングコイルVARIOMETER1号と絶縁型インピーダンス変換トランスに136kHzのアンテナについてのまとめを添えて展示させていただきました。

一番手前が最初に製作したコイル。2日目の終わりに5エリアの方にお譲りしました
まぁいつものことですが、来所された方々はみなさん決まって『こんなにコイルを巻くのはとても・・・』と仰っておりました。リッツ線自体も比較的入手困難なこともあって展示を見てやってみよう!というチャレンジャーな方はほとんどいらっしゃらなくてちょっと残念に思いました。

自分もリッツ線で巻いたコイルを現用としていますが、最初はホームセンターで見つけた適当な大きさの円筒形のゴミ箱にごく普通のエナメル線をただ巻いたものでした(バリオメータコイルを追加内蔵しましたが)。これでも十分実用になるし、そこから次に進めるようにすれがそれほど敷居は高くないはず・・・ということをもう少し知ってもらって136kHzの運用にも興味をもっていただきたかったです。次回の機会があればそういった取っ掛かりをつかめるような何かをまた考えたいです。

そうこうしているうちに、元ローカルのどよよんさんがブースまでお越しいただきご挨拶&近況など短い時間でしたがお話できました。そろそろ大物に取り掛かっていただけるように念を押しておきました(笑)

というわけでまぁ今回は反省が多かったわけですが無事に1日目終了、その後は別の会のため早々に引き上げ翌日2日目に臨みました。


2日目はメモリーキーヤーKeyer Mini-V2 Revision2の完成版を販売していただいている韓国のBasicomm社さんのブースにお邪魔しました。

同社はタッチパドルをworldwideに展開していて、ここ1年ほどで日本にも少しずつ認知されているようです。興味を持ってくださる方が昨年よりも多いような印象で、ハムフェアディスカウントで安価になったタッチキーヤーが飛ぶように売れておりました。また、高耐圧のバランもそこそこ売れておりました。

昼食で中座して戻る前に、ちょっとだけ自作品コンテスト作品を見に行きました。

皆さん完成度高いのは当たり前として、どの作品も思ったより小型に仕上げられていて感心しきりでした。自分も小型にまとめたつもりでしたが、受賞作品を見ているとまだまだだなーと。

そんなこんなで楽しい時間はあっという間に過ぎ16時閉会、撤収作業となりました。

夏の終わりといった感じですね
 撤収後は、Basicommのみなさんと夕食をとり帰宅となりました。

さて今年の戦利品はただひとつ。


 なんかハムフェアの数日前にマイナーチェンジアナウンスされたようですけど。

2016年8月19日金曜日

AGC再検討とハムフェア2016

8月はいろいろと行事が重なっていたためQRPトランシーバーの調整が滞っていましたが、ようやく落ち着いてきたのと変更申請がおりてQRVが可能になったため、基板を起こすべく回路の再検討を始めました。

免許がおりたので数局QSOしました
受信部のAGC周りは、AF出力を整流して汎用オペアンプによる反転増幅回路でプリアンプ段、IF2段の3SK294の第2ゲートにかけるAGC電圧を生成していますが、やはりアタックが遅く時定数を色々替えようとしてもなんだかしっくり来ません。
そこでAGC信号をオシロスコープで観察すると、なんと無信号時約600kHzで発振していました。反転増幅回路でも発振しやすいことは承知していましたが、実際プローブをあてないと分かりませんでした。

そこで、フィードバック抵抗と並列に0.01μFのコンデンサを挿入しLPFを構成することで異常発振は停止しました。

 試作機では無信号時FETの第2ゲートの電圧が2.15Vになるようにオペアンプの+入力電圧を設定し、AF信号を整流した電圧をオペアンプのー入力につなげることによってAGC出力電圧を変化させてFETの利得を調整させていますが、信号がいくら大きくても1.3V以下に下がらず頭打ちになっていました。これは使用したオペアンプ自体の特性なのか、もしかしたら入出力レールトゥレールなオペアンプを使用しなくてはいけないのかもしれません。現在手持ちにないのでどこかで入手してテストが必要そうです。

さらにAF信号を整流しているので平滑コンデンサの容量が大きくなり、AGCが十分かかるまでのタイムラグが気になります。 いっそのことIF信号を引っ張ってきたほうが良いかもしれません。

というわけで、基板を起こすにはまだまだAGC周りなどの改善が必要そうです。

閑話休題。

ところで、明日から2日間東京ビッグサイトでハムフェアが開催されます。

2日間とも足を運ぶ予定ですが、明日は全日本長中波倶楽部(J-09)のブースでお手伝い(136kHzアンテナ用バリオメータ内蔵のローディングコイルと絶縁型インピーダンスマッチングトランスを展示予定)と翌日はBasicommハムクラブ(C-002)ブースでお手伝いします。

今回準備の関係でKeyer Mini-V2 Revision2キットの頒布はありませんが、各ブースにぜひ足を運んでみてください。