2016年12月13日火曜日

FUSION PCBで基板を

2層基板を作るためP板.comユニクラフトの国内の会社に発注していましたが、国内他社よりコスト的に安いとはいえ小ロットではまだまだ少々厳しいです。品質は文句なしでサポートも非常に良いのですが、レイアウト間違いがないように完璧にデータを揃えないといけません。

あとで間違いが見つかったりするとしばらく落ち込みます(経験済み(笑))。

最近スイッチサイエンスでもスイッチサイエンスPCBという基板製造委託部門が立ち上がってより安価に基板を発注できるようになったため、発注すべくPCBEから生成したガーバーデータとドリルデータを指定形式に整えてデータファイルをアップロードしました。

ところが、『プレビューできません』と受け付けてくれません。ファイルの拡張子などチェックして何度か試しましたがダメでした。

PCBEで作成したデータではダメなのでしょうか原因は分かりませんが、いくら試してもプレビューが出来ないため諦め、かわってKiwiSDRを購入した香港のSeeed社にあるFUSION PCBで注文してみることにしました。

デフォルト設定(ガラスエポキシ1.6mm厚、有鉛半田レベラー、2層基板、レジスト色6色から任意などなど)で10x10cm、10枚で9.9USDと非常に安価に作ることが出来ます。(2016年12月現在)

早速スイッチサイエンスPCBにアップロード失敗したものと同じファイルをアップロードするとちゃんとプレビューされて注文することが出来ました。

送料がかかる分スイッチサイエンスPCBよりトータルコストは若干高めになりましたが、それでも1枚あたり200円前後とリーズナブルですね。

で、注文から約10日ほどで基板が到着しました。

12月なのでレジスト色を赤にしてみました(笑)
 パッケージを開けるとなにやらかわいらしいシールが同梱されていました。こういうのはちょっと嬉しいですね。日本の部品メーカーさんも年賀状送ってきてもらったりしていますし、こういったちょっとした心遣いって大事だなぁと思いました。

 早速出来上がった基板を1セット取り出してチェックしました。



 この程度のそれほどシビアでないレイアウトではまったく問題ありません。シルク印刷もズレやかすれもなく良好です。半田レベラーは均一ではありませんが、ICの半田付けにはかえって好都合です。追加半田なしでICの装着が可能です。

 今回はAFアンプ部の変更と、バックライトつきのLCD(AQM-0802)が装着できるようにパターンを調整しました。

ピッタリと決まっております
 基板が出来上がったので、最終試作し大きな問題がなければ知り合いの局長さんに人柱になっていただこうかと。