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2016年5月11日水曜日

5/8 伊豆の国市136kHz移動運用

GW連休後半某団体の旅行で大仁温泉に出かけておりましたが、最終日の8日近くの狩野川の河原に出向いて朝から昼過ぎまで久しぶりに136kHz移動運用を行いました。

(実は前日沼津市にちょっとした丘の上の展望台を見つけて視察兼ねて車で向かいましたが、途中がけ崩れなどで通行止めになってしまっていたためやむなくこちらの河原で運用することになりました。展望台の駐車場まで行ける機会を見つけて再トライしてみたいことろです。六甲山展望台や伊豆スカイラインの展望台駐車場と同じような環境なので飛びが期待できそうな場所なのです。)

前日夕方宿の窓から撮影した富士山 絶景です
装備はいつものように、JUMA TX136改にFT857DM直接受信(TX136内蔵20dB受信プリアンプ入り)とし、アンテナは12m高2条傘型で最大9mHのバリオメーターつきローディングコイル、アースは60x90cmのガルバリウム鋼板10枚敷きです。
地面が一部コンクリっぽかったんですが、接地抵抗は思うようにはいきませんでした
 アンテナアナライザで測定したアンテナ入力抵抗は同調周波数で約75Ωとなり、接地損はコイル抵抗を差し引いて概算63Ωといったところでやはりいまひとつでした。

そこで車体にアースをつなげてみたりアースマットの位置をずらしてみましたが、ちっとも変化がないので諦めてインピーダンス変換トランスに接続し、送信機側から見た純抵抗を50Ω近くにあわせました。

午前10時前から136.5kHzでVVV及びCQを出したところ、相模原市城山湖移動のJN1MSO/1局、横浜市のJH3XCU/1局とCWモードでQSOすることが出来ました。

また、当日宮ヶ瀬フィールドミーティングで公開運用を行っていたJH1YMC/1局の連続CQを137.3kHzで受信できましたが、コール及ばずでQSOなりませんでした。

ついでにWSPR2とDFCW30でID送信したところ、各局に捕捉されたようです。
 

まずはWSPR2モード
JA1NQI局、JA8SCD局によく届いていました GL6桁送信のプログラム作らなきゃ(汗


続いてはDFCW30モード
JN1MSO局グラバー 部分的にかすれているところはノイズレベル上昇によるものだと思われます
7L1RLL局のグラバーにもなんとか映っていました
JA8SCD/1局 台東区グラバー 安定して受信されていました
今回、風の影響もほとんどなくDFCW30モード送信中もVSWRはとても安定していましたが、バリオメーターを最小にしても同調点が低くてDFCWの周波数(137.775kHz)では出力を抑えなければなりませんでした。

リッツ線を巻いて作成した新しいローディングコイルは当初からやや巻きすぎの感がありましたが、実際に傘2条スタイルでも上の周波数では同調が取れなかったため、次回の移動までに数回程度コイルを解いてインダクタンスを減らそうかと思います。

14日にも長波フィールドデーで各局の移動運用が予定されております。自分も移動運用する予定でしたが、私用のため参加が微妙です・・・

2016年2月2日火曜日

136kHz西宮市移動記

先日行われた関西ハムシンポジウムに参加できませんでしたが、前日の移動運用だけはやっておこうと思い29日の夜に車で出発しました。

折りしも雨が降っていて雪になるかもしれないという気候の中、運送用のトラックがひっきりなしに走っている夜中に500キロあまり走行して現地に到着しました。

みんな知っている夜景がすばらしい展望台
南方向を中心に180度以上視界が開けています
7時過ぎに展望台駐車場に到着。昨年のような雪はありませんでしたが時折突風が吹いて体感的にとても寒かったです。

そんななか駐車場の端っこでいつものアンテナシステムの設営に取り掛かりました。Spider Beam製の12mグラスファイバーポールをタイヤベースに挿して天辺には垂直エレメントと2本の傘型エレメントの端を固定し1段ずつ11段まで目いっぱいにポールを伸ばします。傘エレメントはもう一方の端にワイヤーをカラビナでつないでガードレールの柱にくくりつけます。垂直エレメントはポールの継ぎ目ごとに養生テープで半固定し、端をローディングコイルのホット側端子に繋げます。アースは0.3mm厚90x60cm大のガルバリウム鋼板を10枚車体下に並べてそれぞれ電線でつなぎます。そしてインピーダンス変換絶縁トランスをアースとローディングコイルのコールド側につなぎ、トランスの50Ω側に同軸ケーブルを接続して送信機のアンテナ端子につなぎます。

12mポールと下に10枚の鋼板を敷く定番スタイル
送信前にアンテナアナライザでアンテナ入力抵抗、VSWRをチェックします。

風でSWR曲線が左右によく動きます(笑)
アンテナ入力抵抗は75Ω程度でやや高めです。雨が上がったばかりで充分乾いていなかったのかもしれません。

あまり時間がないので突き詰めず、送信機と受信機をセッティングして8時過ぎから136.5kHzCWモードでCQを出しました。

TX-136内蔵のGPSでは、GLはPM74psを表示しています
残念ながら応答はありませんでしたが、某掲示板で運用情報を流していただいた方がいて直線距離で70km離れた和歌山で受信されたようです。TNX JH3XCUさん &  JA3TVFさん

そのあとはWSPR2とDFCW30を適宜送信していました。

突風によりポールが大きく揺さぶられたときには共振周波数が1~2kHz程度変化してしまいます。VSWRは上のグラフを見ていただくとわかりますが、VSWR>2の範囲が1kHzに満たないので少しの変動でもVSWRは大きく変化してしまいます。超短縮アンテナの泣き所といいましょうか、比較的長時間連続送信が要求されるWSPR,DFCWモード、特にDFCW30では強い風が吹くたびにVSWRが急激に上昇して送信が中断してしまいました(送信機にはSWRプロテクションが付いていて、カットオフレベルを調整することも出来ますが、50Wフルパワー送信時では高SWRが続くのはファイナルやコイルにとってNGなためあまり甘くすることは出来ません)。

それでもなんとかWSPRとDFCW30を送信し、清須市と山梨市の局に捕捉されました。
TNX TNUKJPさん & JH1INMさん

Pwr表示とSNRが連動していません 風の影響でしょうか
何やかやで12時過ぎとなり、その日のうちに帰らなくはならないため撤収となりました。

定番『はぐれわいわいぴー』もどき
帰り途中、温泉施設などが併設されているという伊勢湾岸道路の刈谷PAで休憩がてらハイウエイオアシスの温泉を堪能してきました。

露天風呂も広くてリーズナブルな温泉施設でした
このハイウエイオアシスは高速道からも一般道からでも利用できる施設で、ご家族連れが多くにぎやかでした。

土曜日の午後とあってか帰りは渋滞もまったくなくスムーズで無事に帰宅できました。

今回は自宅はもちろん東京や埼玉、千葉のグラバーには届きませんでしたが、清須市には強く届いていたとレポート頂いており、そのときのコンディションでより遠方には届いたり届かなかったりなのかもしれません。

136kHz帯は1エリアで活発とはいえここのところ停滞気味です。3エリアには(もちろん他のエリアでも、です)136kHz帯に興味がある局がいらっしゃると聞きます。ハードルはやや高いですが475.5kHz帯に比べて免許もおりやすいですし、移動運用でノイズが少ない環境でしたらCWの遠距離通信も充分可能なバンドですからもっと参入局が出てきてくれるといいのになと思う今日この頃でした。

2015年10月26日月曜日

475.5kHz帯やっとこさ初QSO

先週の千葉コン移動の熱も冷めやらぬまま、24日に475.5kHz帯の免許をおろした設置場所に出かけアンテナのローディングコイルに内蔵したバリオメータの遠隔操作システムの最終調整にTX-500にGPS受信ユニットの装着と、それに続き日没まで各モードで運用しました。
往路は本栖湖の回りを走ってきました。ちょっぴり紅葉が拝めました^^
現地に到着してまずは外にあるマッチングボックス内のバリオメータ制御システムのPICを、通信機能を付け加えたプログラムを焼きこんだ新しいものに交換。シャックのリモート側の電源をいれると、交換したPICとの通信が確立してシャック内からバリオメータ遠隔操作が可能になりました!パチパチパチ

引き続き、出かける前に用意したGPS受信ユニット(TX-136に取り付けたものと同じCanMore製GMS6-CR6)をTX-500ファームウエア改に取り付け電源をオンにしてGPSモニタ画面にすると、およそ1分くらいで衛星そ捕捉し計算されたグリッドロケータが表示されGPS時間同期を確認できました。

パドル後ろにバリオメータ遠隔操作リモート装置 通信が確立するとLCD表示が出る
ここまでは順調。ここまでは...

これで各モードの運用が可能になったのでした。

早速13:30過ぎくらいから472.5kHzCWモードでCQを出してみました応答なし...まだ昼間だし仕方がないだろうとして次にWSPR2で送信(475.7付近)したところ、山梨市のJH1INM局(直線距離30km)にSPOTされましたが他の局はサッパリでした。

やや日が傾きかけた16時ごろになり、DFCW30がJH3XCU/1曲にかろうじてキャプチャされました。その後、許可された移動場所で運用していただくことになりました。

カスカス^^;(DFCW30 50W送信 "1VNQ"が辛うじて?見えています)
 引き続き、WSPR2を送信しWSPRnetのDatabaseを見てみるとこんな感じでした。


 SNRの推移を注目すると面白いことがわかりました。16時前まではほぼ一定のSNRでしたが、出力を50Wに一定にしてみると17時以降(日没直前)30km離れたJH1INM局のSNRが徐々に上がってきて、最初SNR-10が日没後にはSNR+2まで上昇しました。ついでにJE1JDL局(直線距離約70km)にもSNR-21でSPOTされました。

そこで17時過ぎからおもにCWをワッチしてみると、アンテナ調整を終えたJH3XCU/1局のCQがピーク549でゆっくりしたフェージングを伴ってクリアに聞こえてきました。(受信アンテナは160m用のビバレッジですが、この周波数領域でも指向性が見られており475.5kHz帯の受信にもベターです。)

すかさずコールし続けましたが、こちらの信号は残念ながら届きませんでした。

後日うかがうと17時半ごろがこちらの信号のピークとのことでした。(ArgoのCWモード表示で辛うじて移る程度で音として符号判読できなかったようです)

そのほかに聞こえた局は、JA0HXV局、JA3TVF局でしたがこちらの信号が届かずでした。

そうこうしているうちに、JH1INM局が599+で強力に入感したのでコールしやっとコールバックあり599-559でレポート交換、475.5kHz帯での初QSOにいたりました。

その後もJH3XCU/1局のCQが続きこちらもコールし続けましたが、だんだん信号も弱くなって19時には撤収となりました。

475.5kHzの各局やワッチしていただきました皆さんどうもありがとうございました。

 【考察と課題】
1.当局の電波の弱さ
 
タワーのほかにも電灯線に電力が吸収されている可能性も

 アンテナはこんな感じで、タワーの間にワイヤーを張って中央から7mエレメントを落としてリモート式バリオメータ付きローディングコイルとトランスを組み込んだマッチングボックスにつながっています。アースは地中にアース棒を差し込んでおり、土が乾いているときの接地抵抗はVNAとローディングコイルのコイル抵抗から逆算して約10数Ωになっています。
コイル損失は7mのエレメントを短縮しているのでリッツ線をもってしても高く約30Ωであることと、両脇にあるタワーの影響が大きいのではないかと予想しています。
エレメントは現在の免許ではこれ以上高くすることは出来ず、高くする場合などは変更申請が必要になります。(EIRP1W以下であることを証明する必要がある)
高く出来ればローディングコイルのインダクタンスを減らしてコイル抵抗を小さくすることが可能になります。
また、タワーからエレメントを離すように水平部を付加したりアンテナ容量を増やすことでやはりアンテナ入力抵抗を減らせる可能性があります。
あとは、接地抵抗を直接計測してみてアースの改善が必要なのか検討していきたいです。

2.475.5kHz帯における伝播について

 午後から日没まで運用しましたが、WSPRのSNRの変化についてJH1INM局のSPOTを見ると日没になるにしたがってSNRが上がってきて最終的に12dB上昇していました。また、JH3XCU/1局の信号強度が日没前後の17時過ぎをピークに日没後弱くなっていました。JA3TVF局やJA0HXV局の信号も18時前後辺りでようやく聞こえ、それを過ぎるとまた聞こえなくなりました。INM局含めゆっくりとしたフェージングも見られました。

これらは夕方日没から夜に移行するときのD層やE層の変化に関係するものと思われますが、グレイライン伝播のような感じでなかなか興味深いです。

またJAからハワイまで同バンドでWSPR信号が捕捉されデコードされていますが、いずれも日没後3時間ということを考えると、やはりグレイラインが関わっている可能性があるのではないかと想像しています。

今回小笠原の運用は中止となってしまいましたが、もし今後運用されるとするならばこのバンドでの伝播の特徴をつかんでおくことがQSO成功の鍵になるかもしれませんね。

2015年10月20日火曜日

第30回オール千葉コンテストに参加しました(館山市136kHz移動運用)

無線以外でばたばたしていてブログも1ヶ月ほど間が空いてしまいました。

さて、今回はキリのいい(笑)第30回オール千葉コンテストに今年も参加しました。もちろん136kHz部門で。このコンテストは136kHz部門が存在する数少ないコンテスト(後ひとつはたしか四国のほうで136kHz部門のあるコンテストがあったと記憶しています。現在136kHz部門があるのはこの2つのコンテストだけです。)で、かつ当局が136kHzデビューを果たした思い入れのあるコンテストでもあります。

今回も元ローカル局どよよんさんをお招きしたところ快くOKのお返事をいただきまして、当日内房線の駅前で合流しました。
待ち合わせた内房線那古船形駅の駅舎 いい雰囲気です^^
朝9時前にどよよんさんを乗せしばらく移動し目的地の海辺に到着。朝魚釣りの方々が散見される中、早速設営開始しました。

アンテナは今回もおなじみの12m高2条傘型を設置しましたが、数回にわたる移動経験から少し工夫をしてみました。ひとつは傘エレメントの端の固定方法で、従来エレメントの端に非金属製ワイヤーをつなげての木の枝などに引っ掛け結びつけるなどしていましたが、木の枝がない場合やエレメントの方向に自由度を持たせるため、フックつきの小さなコンクリートブロックをホームセンターで購入し、フックにエレメントをつないだワイヤーを引っ掛けてブロックの置く位置を変えて好きな位置にエレメントをセットできるようにしました。またカラビナをつかって着脱も容易になるようにしました。多少風が吹いてもズレなくてFBです。車の移動でなければ水を入れて重石にする容器があれば持ち運びには問題ないでしょう。

フック付きコンクリブロック 逆Vダイポールにも使えそう
さらに海辺というロケーションからある程度の風が予想されたので、垂直エレメント部分をグラスファイバーポールにおよそ1,2メートル程度の間隔でエレメントをポールから5,6センチ浮かせながら荷造りテープで固定することによって、風で大きくエレメントが揺さぶられないようにしました。

垂直部分はポールに付かず離れずに半固定
次はアースです。いつもは10枚のガルバリウム鋼板を地面に敷くアースマット方式ですが、ここは広い海のすぐそば。昨年の木更津JD1チャレンジに倣って、海水へ小さなステンレスメッシュ板を浸す通称海ポッチャンでアースを取りました。

ローディングコイルはリッツ線を巻いたVARIOMETER3号を用意してエレメントと接続し、わくわくしながら(笑)早速VNAをつないで測定しました。

調整しやすくするためオペレーションデスクに近いところにローディングコイルを設置
素の特性 共振点でのアンテナ入力抵抗25Ω
 この前の諏訪湖移動のときにも見られましたが、湖水や海水アースは共振点がかなり下がります。最初ローディングコイルのインダクタンス最小位置にしても共振点が136kHzより下がってしまったので、結局垂直部のエレメントの余剰分1メートルほどカットすることによってやっと同調が取れるようになりました。(余剰分は巻いていたりしたので輻射には寄与していないと考え切ることにしました。)
マッチングトランスで変換後の特性 かなりシャープ
測定結果を踏まえインピーダンス変換トランスの25Ωタップにつなぎ替えると、共振点でVSWR1.1以下までマッチングさせることが出来ました。しかし、ローディングコイルのQの高さも相まってVSWR3以内の幅は約600Hzしかありません。1.5以内にいたっては200Hzという非常にシャープな特性。

昼前でしたが風がやや強く、VNA連続測定モードで観察するとポールがゆれるに従い共振点は数100HzずれてすぐにVSWRが上昇してしまいます。MAXパワー(50W)ではこの状況だと運用中にSWRプロテクションが働いてしまうので、当面LOW(15W)かHI(34W)で運用することにしました。

送信機はいつものJUMA TX-136改 受信機はFT-817ND直接受信+JUMA内蔵プリアンプ

調整が終了し、運用開始までしばし海を眺める(笑)
11時ごろでしたか、136.5kHzでVVVを出すと早速JA1HQG/1局とJA1NQI局に呼んでいただきました。12時になりおなじみの各局の信号が聞こえてきました。FT-817の136kHz帯での受信感度はFT-857より感覚的に低い印象だったことからJUMA内蔵の10MHz受信コンバータで時々切り替え入感する信号を比べてみましたが、コンバータ経由だとかえって雑音で聞き取りにくいため136kHz直接受信で20dBプリアンプをオンにすることにしました。専用受信機ができるまではこのスタイルで行こう思います。ちなみにもちろんIPOはオンです。

ひとしきりQSOできたところでDFCWとWSPR2送信テストを行いました。CWとは周波数が異なるため(CW:136.5kHz, DFCW(QRSS):137.777kHz付近, WSPR2:137.5kHz付近) アンテナの再調整が必要になりますが一度VNAで調整できているので、あとはインピーダンス変換トランスに内蔵したアンテナ電流計をにらみながら、電流計の針がピークになるようにローディングコイルのバリオメータの角度を調整するだけでOKです。

稲敷市のJA1NQI局と台東区のJA8SCD/1局のグラバーにDFCWが映っていました。

137.774kHz:当局のDFCW30信号 137.779kHz:JH1ARY/1局のSlowHell信号 TNX 松浦OM
WSPRnet GL6桁設定しましたが相変わらず4digitしか表示されず 送信機側で6digit送る改良が必要

最初は風でエレメントが揺れ共振周波数が落ち着きませんでしたが、3時過ぎから穏やかになって安定したので50Wのフルパワーで送信、最後に山梨のJH1INM局のCWが聞こえたのでコールし無事QSOできました。

日が落ちるころローディングコイルを160m用の小型のものに換えました。ただ、海水アースだと傘型2条アンテナの装荷コイルなしでの共振周波数が1.5MHzと1.9MHzより下がってしまったためアースを車のボディアースに切り替え共振&マッチングを得ました。FT-817NDの5Wで160mを運用し午後6時コンテストを終えました。
サンセットがとても綺麗だったので一時無線を離れ眺めておりました
昨年は勝浦ダムの傍で運用し、夜の星がとても印象的でしたが今回は夕日が印象的。自然を直に楽しむのも移動運用の醍醐味だと思います。FB、G+、ツイッターつながりの各局には無線しろ!と喝入れられましたが(苦笑)

夕方も6時を過ぎると急に辺りが真っ暗になって冷えてきます。外にある機器に露がつき始めるので早々に撤収を開始し7時前後には現場を離れて帰路につきました。

そしてどよよんさんをお送りする途中恒例のがっつりタイム!

温泉は入りませんでしたが、空腹はしっかり満たしてきました
移動運用では近くにトイレがあるとは限りません。当日朝は軽く食事を摂り、現地に着いたら水分以外はお菓子程度にとどめて過ごします。しっかり食べてしまうと眠くなったり、大をもよおしたりする危険があるからです。ただ頭は働かせないといけないのでチョコレートとか甘めのものを用意します。(一応簡易トイレは装備してはいますがあくまで緊急用)

ともあれ今年も無事に楽しく移動運用できました。同行していただいたどよよんさんありがとうございました。また、QSOいただいた各局おつかれさま&ありがとうございました!

2015年8月24日月曜日

ハムフェア2015行ってきました

8月中旬秋の気配をなんとなく感じるころとはいえ日中はまだまだ暑い最中、恒例のハムフェア2015が東京ビッグサイトで開催されました。

会場の様子をiPhoneカメラで撮りましたが、なんというかどの写真もぜんぜんキチンと撮れていません(汗)

どうにか見れる写真を出してみます。





今回はほとんどBasicommさんのブースに居たので他のブースはほとんど回れませんでしたが、初日はかなり人が多かったようです。


Basicommさんのブース以外は136kHzでいつもお世話になっている全日本長中波クラブのブースを訪れ、持参した自分の展示物を置かせていただきました。


 こちらはJA1QUM青木OM作のアンテナ整合機(136kHz, 475kHz用)です。リッツ線を多層巻きにしているそうですが、全部多層巻きにせず一巻きおきに3層としてQ低下を抑えているそうです。すべて2層巻きにしたときの巻き数に相当すると思いますが、それぞれのQがどれだけ違うのか興味のあるところです。


7L1RLL若鳥OMは、SOS送信機改造475kHz送信機と改造ファームウエア搭載のJUMA TX-500送信機のデモンストレーションを行っておりました。何回か拝見していますがこのSOS送信機の筐体に内蔵されたコイルは圧巻ですね。


JA5FP 間OM作のPIC制御中華DDSによるLF帯ビーコン送信機です。
PICの基準発信器を12.88MHzのものに換装し、ちょうど136kHz帯になるようにしてDFCWを送信していました。面白いのはDFCWのgapの部分に短時間周波数シフトを施すことによって、長点又は短点の連続での符号の切れ目がより認識しやすくなっています。ArgoやSpectrum Labで表示すると垂直線で表示されます。(画像撮りませんでした)
また短点を押し続けるとストレートキーモードに切り替わるキーヤーも展示されており、なかなかおもしろい仕組みだなぁと感心しました。

あと写真を撮り忘れてしまいましたが、JH1ARY 黒田OM作の135kHz/475kHz自作送信機、JF1LKS 多田OM作のUltimate3Sビーコン送信機の展示がありました。Ultimate3は当局も持っていますが、発信器が中華DDSを採用したタイプで普通の水晶発振子を使っているためか、136kHzではQRHが目立つため実践投入していません。OMの3Sはデモンストレーションでの安定度も高そうです。出力に自作パワーアンプをつなげているそうで、現在免許待ちとのことでした。

会場内ではGPSからの信号が受信できませんでした
最後に私の展示物。

このブログで何回も取り上げましたが、改造JUMA TX-136展示バージョン(笑)です。
やっつけで余りもののアクリル板を組み合わせて天板部分を置き換え、GPS受信モジュール(GMS6-CR6)を中にいれて、送信機の中の様子が良くわかるようにしてみました。

やっつけで作った割にはしっかりしているので、当分このままで運用しようかと思います(笑)

でもって、Basicommさんのブースに置かせていただきましたKeyer Mini-V2 Revision2キット20台分ですが...

タッチパドルは好評で特別バージョンは完売していました
1日目で15台、2日目で5台売れ、めでたく完売しました。

円安の影響か購入いただいた方の3分の1は海外の方でした。マニュアルは日本語でしか書かれていませんがはたして大丈夫でしょうか...(汗

また完成品を望まれた方も多かったようで、今後展開をどうするか検討しています。

それから、twitterや他のSNSでおなじみのメンバーとも会場内外で交流を深めつつ楽しい2日間を過ごしました。

Basicommブースにやって来た謎の集団(笑)
ではまた来年。

一応今回の戦利品の一部をば。


136kHz移動用と、今後475kHzの移動する局免許(移動しない局はすでにおろしました)のためにFT-817NDと500Hz CWフィルターをハムフェア価格で購入。(うっかりTCXOユニットを忘れてしまいましたが^^;)
あとは前の週で手に入れることが出来なかった薄い本と、写真に写っていませんがAPB-3用の1GHzエクステンダを購入しました。

いままで車載のFT-857を外して136kHzの受信機として使っていましたが、これで少しまた楽に運用ができそうです。もちろん変更申請を出して他のバンドも出られるようにしますが。

2015年7月24日金曜日

475.5kHz帯変更申請臨局検査終了

昨日移動しない局の475.5kHz帯追加の変更申請に係る臨局検査が執り行われ、無事合格し免許がおりました。

合格の文字がもうちょっと大きいとうれしいのですが(笑)
475.5kHz帯は中波バンドなので一括コードは3MAになります
検査対象は、送信機JUMA TX-500と7m高垂直短縮モノポールアンテナです。

前日まで夏らしい晴天でしたが、検査当日はなぜか朝から雨で梅雨に逆戻りしたような気候になってしまいました。しかし台風や集中豪雨でもないのでもちろん検査は予定通りです。

午前中運用場所の小屋に入りローディングコイル、インピーダンス変換トランスを外のマッチングボックスに納め持参したコントローラを接続しましたが、 バリオメータの角度を制御するユニットのPICのソフトを更新するのを忘れたため遠隔操作がうまく動作せず、とりあえずバンド中央の475.5kHzに手動で同調させました。

入力抵抗は上昇しています。雨が降ったから下がるというわけでもないようです
VNAで測定すると入力抵抗が晴れの日と異なり64Ωと20Ωほど上昇しています。

雨が地面にしみこんだ影響か、またはマッチングボックスの土台と上から押さえるためのブロックに雨がしみこんだためか調べておきたいところでしたが、検査まであまり時間もないのでトランスのタップをひとつ移動させ再整合させました。

昼過ぎ3名の検査担当の方々を乗せたワンボックス車が到着し、挨拶早々に小屋の中に検査機材が搬入され検査開始しました。

臨局検査開始の宣言のあと、まず書類の確認に入ります。無線従事者免許、無線局免許状、変更許可通知書、無線検査簿(確認したようですが、検査結果は記入せず別紙で渡されたのでなくても良いかもしれません。しかし総通によっては必要になるのかもしれないので一応念のために用意したほうが無難でしょう。)を担当官に確認していただきます。

書類の確認が済んだ後、次に送信機の測定に入ります。(検査日前に事前にA1Aでテストする旨と、送信機出力コネクタの種類を聞かれます)

送信機出力コネクタから通過型アッテネータを通してポータブルスペクトラムアナライザに接続し、475.500kHzでキャリア送信して信号の周波数偏移を確認(許容範囲内でしたが、結構ずれていました^^;)、帯域外不要輻射と高調波スプリアスを測定します。スプリアスは外付けLPFの効果で、自前測定どおり基本波に対して-70dB程度とのことでした。

最後に、中波ラジオ(ソニー製のポータブルラジオでした)を外に持ち出して2倍高調波と3倍高調波にあたる周波数でしばらく周囲でモニターしていました。

その後それぞれの検査結果を元に協議の結果、合格を告げられ検査結果通知と新たな無線局免許状をいただき検査はすべて終了、約1時間半かかりました。

というわけで、ようやく475.5kHz帯の免許が下りました。運用場所まで遠いので頻回には運用できませんが、週末など出向いて運用したいと思います。

あと、今回の申請に快くご承諾ご協力いただきましたオーナー様と取り次いでいただきました局長様に感謝申し上げます。ありがとうございました。

2015年6月1日月曜日

iPhone5バッテリー交換と475.5kHz帯試験電波発射

2年ほど使っているiPhone5。半年ほど前からバッテリーの減りがちょっと早いかな、という程度にしか感じていなかったんですけれども、最近ケースの収まり具合になんとなく違和感があって入れなおしたのにも関わらずどーもしっくりこなかったり、ホームボタンの接触不良なのかしっかり押さないと反応しなかったり。はたまたやや強くボタンや画面を押すと液晶表示が歪むというか。

そろそろ換えたほうが良いのかなぁと思いつつふと何気なく本体を横から眺めると...
こ、これは...!?
 分かりにくいかもしれませんが、購入した当初まっ平らなパネルのはずが中央で盛り上がっているではありませんか!!

調べてみると、どうやら内蔵バッテリーが劣化して膨張し、パネルを押し上げた結果盛り上がるだけでなくボタンの接触まで悪くしてしまったようでした。このまま使い続けると液晶パネルを痛めるだけではなく最悪発火なども^^;
Apple Storeでバッテリー無料交換キャンペーンを行っていたみたいですが、とっくに終了しているし、ましてや所有機のシリアルナンバーは対象外。どちらにせよ有料交換、もしくは機種を新しくする以外にはなさそうかと考えていたところ、そういえば秋葉原で替えのバッテリーなど売ってたよなと思い出し、またこのまま新機種に替えるのもちょっとシャクだったので自力交換を試みてみました。

分解方法などの情報収集と、替えの新品バッテリーに必要な工具が揃ったセットをネット通販で入手。セット到着のその足で早速交換してみました。
まず電源を切ってSIMを取り出します。取り出しはクリップのピンで代用

盛り上がっているパネルと筐体の隙間にへらを入れて少しずつパネルを剥がすような感じで

バッテリーを固定する両面テープを少しずつ剥がして膨らんだバッテリを外す

新しいバッテリーを本体に納める

交換後 バッチリ平らに
バッテリーを交換しただけで問題はすべて解決しました。パネルが見た目で大して膨らんでいなくても液晶パネルへの負担が大きかったようです。

購入から2年以上経過し、失敗覚悟自己責任で交換するのであればかかるコストは抑えられますが、また膨らんできたらいい加減本体を交換ですね^^;

もしバッテリーなどの部品を自分で交換する場合は、
1.自分で出来る限りよく下調べをする。
2.分解組み立て過程で起こるかもしれないトラブルに自力で対応できること。
3.簡単に諦めないこと。
4.たとえ失敗してもすぐに他者のせいにしないこと。
これらが守れそうにないならば素直にAppleや修理業者に交換してもらいましょう。

閑話休題。

昨日天候が持ちそうだったので運用場所に赴き、完成したマッチングユニット(バリオメーター内蔵ローディングコイル、高周波電圧電流計つき絶縁マッチングトランス、バリオメーター駆動用モーター制御ユニット)を持参しアンテナボックスに入れて配線しいよいよ試験電波を発射することが出来ました。

その前にアンテナにLCRメーターを接続して容量を計測。

LCRメーターは63.8pFと表示されています。エレメントを手で掴むと当然のように数値は上がります。掴まなくても身体を近づけたり遠ざけたりすると0.1pFオーダーで変化します。

475kHz同調時のローディングコイルのインダクタンスが1.6mH、計算上のキャパシタンスが70pFなので、マッチングユニットの浮遊容量は先日室内で計測した数値よりも少ない6.2pF程度ということになります。室内計測の影響も考えないといけませんね。

シャック室内に引き込んだ同軸からVNAで測定してみると、

 トランスの50Ωタップに接続すると、アンテナインピーダンスは46Ω程度と前に測定した
 数値と同様でした。室内で測定したコイル抵抗を差し引くと、計算上の接地抵抗は10Ω前後と低いようです。

測定が完了しいよいよ試験電波を出しました。各モードで試験電波を発射しましたが、最初制御モーターの電源を切らないでいると、送信電波でモーターがばたつきSWRが不安定になりました。そこで最小電力で調整した後に電源を切ることで、最大電力送信でもようやく安定しました。

VNAで測定したVSWR1.5以内の周波数幅は1.5kHzでした。475.5kHz帯はバンド幅が広い(7kHz)ので、モード切替のときはバリオメーターの再調整が必要です。

試験電波のレポートご報告いただきました各局ありがとうございました。

報告いただいたSNRを見ると、やはりタワーそのほかによる浮遊容量(20pF程度と推定されます)が高いため、電波の届きはあまりよくないようです。

書類を整え次第検査申し込みをしようと思います。