大変ありがたいことに、先般CQ hamradio 2019年5月号にVNシリーズ(VN-4002)の紹介記事を寄稿する機会をいただきました。
商業誌に寄稿した経験はなくはないですが、作家などの文章書きを生業としているわけではない所詮は素人ですから雑誌の意向に沿った気の利いた文章などはなかなか書けません。にもかかわらず体裁含めきれいにまとめてくださった編集の皆様に感謝申し上げます。
原稿のやり取りの中で、編集者の方のメールに『読者にこのキットの魅力を伝えたい。特徴を箇条書きに。』とありました。
え?『魅力』ってなんだろう・・・考えたことがなかったのでしばらく悩みました。
もともとこのトランシーバーをどうして作りたかったのかっていう最初の動機をたどってみました。それがもしかしたら魅力につながっているかも、ということで。
カムバックした数年前ネットで海外の様々なQRPキットを取り寄せては作っていました。このときから移動用で実用的な無線機を作ってみようと思い、どうせ作るなら小型にしてマイコンを取り入れてメモリーキーヤー内蔵したりなど一台で完結させてしまおうと欲張りな仕様を考えました。
最初はブレッドボードからスタートし、ユニバーサル基板にまとめ、プリント基板を外注した初めての人柱版から現在に至るわけですが、一貫して目指したところはいかに小型にするかということと、十分な受信性能と送信出力、無線機としての機能も充実させるということでした。
実際に頒布を継続している中で、頒布させていただいた方々の使用感を眺めてみると、小型でいてそれにもかかわらず性能が十分であるというところが評価されているようで、このことが一つの魅力なのだろうかと思いました。
文章では表現がなかなか難しく、掲載された記事を見ても大きさなどは例えば実際の市販のハンディ機などと横並びさせた画像を出しておけばよかったとか実際の移動運用レポートをもう少し具体的に挙げるなど何点か反省点はありますが、紹介記事としては十分なのかもしれません。
ともあれ自分がこういったものを作りたい、という思いを忘れずに新しいプロジェクトを進めていこうと思っています。
2019年4月21日日曜日
2019年4月2日火曜日
Si5351Aによる任意周波数の3波同時出力
新年度です。
3月ブログ更新をうっかりしそこなってしまいました・・・(´・ω・`)
とりあえずここのところいろいろと私事やら何やらで更新する気にならなかったという言い訳をしておきましょう。
ところでSiliconLab製の便利なSi5351Aは入手性も良好で、製作例も最近多く見かけるようになってきました。Si5351は3つのバリエーションがあって、Si5351Cにあっては8波同時出力が可能となっていますが、いずれのバリエーションも内蔵されたVCOは2つにとどまっています。
任意の周波数の2波同時出力の設定は比較的単純で、各VCOの周波数設定を変更するだけで後のMultiSynthの設定は簡単な整数で固定で済ませられます。
VNシリーズの構成は、下のように受信は2波同時(局発、BFO)、送信波1波のみ(送信周波数の信号)で3波同時に出力する必要はありませんでした。
QCXトランシーバーのように受信機の調整などに使える信号発生機能を検討してみましたが、VNシリーズで実現するためには任意周波数の3波同時出力が必要となります。そうすると、下図のように3波目はすでに使用しているPLLのどちらかを流用するしかありません。
VNシリーズではCLK1のTX出力がSG出力になりますが、固定周波数ののBFO(CLK2)とPLLを共有(PLL A)としました。PLL Bでも可能ですが、LOの周波数は可変のためパラメータ計算になにがしかの支障が出ることが懸念されたため周波数がほとんど変わらないPLL Aを選択しました。
さてつぎにいよいよ目的周波数から各設定値の算出方法を考えるわけですが、まずはおなじみの(笑)パラメータと条件のまとめ図をおさらいします。
図の中のa,b,c,fvcoはBFO周波数設定ですでに規定されているので、これらのパラメータの条件は満たされています。次に上の図の2つの式をもとに、fout値を代入することによってパラメータd,e,fを算出する計算式を導きます。
ここからはPCよりもずっと直感的で自由度の高い『直接紙に書く』方法が一番です。下の画像は実際に紙に書いて導き出した記録です。
書き文字が読みにくくて恐縮ですが(汗)、左下の赤線で囲ってある計算式がd,e,f値のそれぞれの算出式です。これらの算出式の導き方については上の画像を見てぜひ考えてみてください。算出式はプログラミング言語の四則計算のルールに沿って記述しているので、この結果を見ながら実際にファームウエアのコードに新しい関数として記述していきます。
void Si5351A_ex_fset(long freq_ex){
long a=0, b=0, c=1000000, d=25, e=0, f=0, fbfo=0;
a = fbfo + (calib * (fbfo / 100000)) / 100;
// display frequency adjust to real frequency
b = a % 1000000;
a = (char)(a / 1000000);
if(a > 0 && a < 36){
while(a < 16){
a <<= 1;
c >>= 1;
d <<= 1;
}
}
f = freq_ex / 100;
d = (250000 * (long)a) / f;
e = (250000 * (long)a) % f + ((250000 / c) * b);
ms_set(1, d, e, f, 0);
}
上のコード前半ではBFO周波数値からパラメータa,b,cを割り出しています。この部分はシステムの起動時にはすでに計算されており、各変数をグローバル変数としてコードを省略することも可能です。
コード後半の赤字部分がd,e,fの算出式で、最後に得られた数値をms_set()関数に代入してSi5351Aに転送します。やってみると意外と簡単な式に収まっていますが、各パラメータの条件の制約からこの方法では100Hzステップより細かくできませんでした。
それでも任意の周波数で同時に3波発生可能となったので、何か応用できるものはないだろうかと思案中です。
3月ブログ更新をうっかりしそこなってしまいました・・・(´・ω・`)
とりあえずここのところいろいろと私事やら何やらで更新する気にならなかったという言い訳をしておきましょう。
ところでSiliconLab製の便利なSi5351Aは入手性も良好で、製作例も最近多く見かけるようになってきました。Si5351は3つのバリエーションがあって、Si5351Cにあっては8波同時出力が可能となっていますが、いずれのバリエーションも内蔵されたVCOは2つにとどまっています。
![]() |
| ほら、どれもVCOは2つしかないでしょ? |
VNシリーズの構成は、下のように受信は2波同時(局発、BFO)、送信波1波のみ(送信周波数の信号)で3波同時に出力する必要はありませんでした。
![]() |
| VNシリーズの受信・送信時のSi5351A動作 |
![]() | |
| 3波目はどちらかのPLLを他ポートと共有せざるを得ない |
さてつぎにいよいよ目的周波数から各設定値の算出方法を考えるわけですが、まずはおなじみの(笑)パラメータと条件のまとめ図をおさらいします。
図の中のa,b,c,fvcoはBFO周波数設定ですでに規定されているので、これらのパラメータの条件は満たされています。次に上の図の2つの式をもとに、fout値を代入することによってパラメータd,e,fを算出する計算式を導きます。
ここからはPCよりもずっと直感的で自由度の高い『直接紙に書く』方法が一番です。下の画像は実際に紙に書いて導き出した記録です。
![]() |
| (クリックすると拡大して見れるかもしれません) |
void Si5351A_ex_fset(long freq_ex){
long a=0, b=0, c=1000000, d=25, e=0, f=0, fbfo=0;
if(TX_freq < 10000000) fbfo = BFO_freq;
else fbfo = BFO_R_freq; // -> BFO frequency checka = fbfo + (calib * (fbfo / 100000)) / 100;
// display frequency adjust to real frequency
b = a % 1000000;
a = (char)(a / 1000000);
if(a > 0 && a < 36){
while(a < 16){
a <<= 1;
c >>= 1;
d <<= 1;
}
}
f = freq_ex / 100;
d = (250000 * (long)a) / f;
e = (250000 * (long)a) % f + ((250000 / c) * b);
ms_set(1, d, e, f, 0);
}
上のコード前半ではBFO周波数値からパラメータa,b,cを割り出しています。この部分はシステムの起動時にはすでに計算されており、各変数をグローバル変数としてコードを省略することも可能です。
コード後半の赤字部分がd,e,fの算出式で、最後に得られた数値をms_set()関数に代入してSi5351Aに転送します。やってみると意外と簡単な式に収まっていますが、各パラメータの条件の制約からこの方法では100Hzステップより細かくできませんでした。
それでも任意の周波数で同時に3波発生可能となったので、何か応用できるものはないだろうかと思案中です。
2019年2月28日木曜日
表面実装部品の手ハンダ装着方法
気が付かないうちにもう2月も終わりですね(汗
ところで、ぼちぼちVNシリーズキットの頒布ご希望をいただいており大変ありがたく思うとともに、表面実装部品を扱うのが初めてという方も多くなかなか苦戦されておられる方も多いと聞きます。
組み立てる自信がない場合のために製作代行も合わせて行うようにはしましたが、本来はやはりご自身の手で組み上げ、完成のよろこびと実際に運用して楽しんでいただきたいと思っています。
そんなわけで、最難関の一つ表面実装部品の装着方法(ハンダごてを使う方法でリフローではありません)について、VNシリーズのマニュアルにも簡単に書いてありますが、自分の経験とほかの資料を合わせ備忘録として少しばかり具体的にまとめてみます。
1.まずは道具
何はなくともハンダごて・・・
とはいえハンダごてなら何でもいいというわけではないです。よく表面実装用のハンダごてと称したものもよく見かけますが、30W以下の低W数のハンダごてではたいていうまくいきません。
もし部品のランドにつながるパターンがいずれも細ければ低Wのハンダごてでも装着はできますが、やや大きな部品や高周波回路を扱うような広いグラウンドパターンにつながる場合はハンダごての熱が拡散し温度が下がってしまってうまくハンダ付けする事が出来ません 。
ですので大は小を兼ねるといった感じで最初からW数の大きなハンダごてを用意するべきだと考えています。そのほうが作業がスムーズになりより楽になります。
例として私のハンダごてはgoot製のPX-201という70Wの温度調整付きのものです。
http://www.goot.jp/handakote/px-201/
このモデルは比較的安価で(4,5千円くらい)こて先のバリエーションも豊富です。私の場合は標準のものよりやや細めので先端が斜めにカットされたPX-2RT-2BCというこて先に替えて使用しています。この先端斜めカットが自分にとってはやりやすくほかのこて先も試しましたがこれが一番使いやすかったです。
あとは、拭き取り用のスポンジ付きのこて台はあると良いですね。水を含ませたスポンジでこて先に付着した余計なハンダや酸化膜を拭きとってくれます。
ハンダ
最初から扱いの難しい鉛フリーハンダを無理して使わなくても、従来の共晶ハンダで問題ありません。0.5mm径以下の極細のフラックス入り糸ハンダがベストです。小さい範囲のハンダ付けですから使用するハンダの量も少ないので、ハンダの送り速度が大きくても、細ければハンダの送り量は少なくなるので調整もしやすくなります。
しっかりしたピンセット
前の2つと同じくらい表面実装で使う道具として重要なのがピンセットです。ピンセットはいろいろな種類がありどれを選んでよいものか迷ってしまいますが、正確に確実にチップ部品をつまめてなおかつしならないものが理想です。ただつまめても保持が不安定でまたしなってしまうと容易にチップ部品を飛ばしてしまいます。
現在私が好んで使っているピンセットは、HOZANのP-894という肉厚で先端が極細のものです。投げたら当たったものに容易に刺さります。手裏剣としても使えそうです(笑)
https://www.hozan.co.jp/catalog/Tweezers/P-894.html
なぜ細いのが良いかというと、チップ部品の包装フィルムをはがすのにちょうどよいからです。ピンセットは先端がチップの形状に合わせて角ばったものなども使っていますが、このP-894は応用範囲が広いので便利です。肉厚でしっかりしているのでピンセットの先端の感覚が指に伝わりやすくそれだけでも使い心地は全然違います。
拡大鏡
普通の手持ちルーペや電子拡大スコープなどは手軽な反面作業にはあまり向かずどちらかというと装着後のチェックとして使うのに向いています。
というわけで装着作業には頭部に装着するタイプのヘッドルーペが最適でしょう(ハ○キルーペっていうのもありますが)。拡大率は2倍前後で十分です。作業エリアはできるだけ明るくすると見やすくなるのでLEDライト付きのでもデスクライトを近くに持ってくるなどでも良いでしょう。
ハンダ吸い取り線(ハンダ吸い取り器)
狭ピッチのICピン同士のハンダショートをリカバーするために必要です。幅の種類がいくつかありますが、比較的太めのもの1種類あればよいです。先端を斜めにカットすれば狭い部分にも対応できるので何種類も用意する必要はありません。
フラックス・フラックス除去剤
ICのピンや表面実装の薄く平べったい水晶発振子のハンダ付けにはあらかじめ基板のランドとパーツの足にフラックスを塗っておくとすっときれいにハンダがのってくれます。慣れてくると糸ハンダに含まれているフラックスだけで十分ハンダがのりますが、部品の裏に端子が出ているものはフラックスがないと裏の端子までハンダが行きわたらないので、そういう場合にはフラックスを使います。
装着後はハンダ付けによって周りに焦げたフラックスなどが残ってしまうため、フラックス除去剤で余分なフラックスを装着後に塗って拭き取ってしまいます。
そのほか
カッティングマットや滑り止めシートなど。基板がずれないように固定するには100均ショップで売っている滑り止めシートが便利です。あとは小さなチップ部品をなくさないように一時的にためておくバットなどもあると便利です。
2.表面実装部品の装着方法について
でもっていよいよ実際のハンダ付けの方法ですが・・・
私の場合こちらのサイトの手順に近いです。
https://noseseiki.com/kisokouza/15.html
(右利きの場合ですが)コンデンサや抵抗のような2つの端子の場合、まず向かって右側のランドに薄く予備ハンダを盛ります。次に左手にピンセットを持ち装着したいパーツの長辺をピンセットの先でつまみます。このときパーツが浮かないように底面を基板に接しながらスライドして予備ハンダしたランドに近づけます。そして右手にハンダゴテを持ち予備半だのランドにこて先を当てて予備ハンダを溶かしながらピンセットでつまんだパーツの右端子を溶けている予備ハンダのランドまでスライドさせ装着位置にセットしコテ先をランドから離して右側を仮装着します。それから反対側のランドにコテ先を当てハンダを少量送り反対側をハンダ付けしたら仮装着した右側のランドに再度こて先をあてて本装着します。
上のサイトのページでは微量フラックスを塗布するように書かれていますが、糸ハンダ内のフラックスで十分きれいに装着することが出来ます。
同じような要領でトランジスタやICのピンを装着していきます。要はどこかのピンを先に仮装着して位置決めをしてから他の端子からじっくりハンダ付けすればOKです。
言ってしまえばそれほど難しいものではありません。実際に手を動かして数をこなせば失敗は少なくなります。
あと、ランドにつながっているパターンの大きさを見てこてを当てる時間やランドに当てるこて先の面積などを自分なりに調整できるようになれればより確実に装着できるようになるでしょう。
また実際に組む前に練習したいならば、amazonあたりで検索すると練習キットなども購入できるようなので、取り寄せて練習するのも良いでしょう。
ところで、ぼちぼちVNシリーズキットの頒布ご希望をいただいており大変ありがたく思うとともに、表面実装部品を扱うのが初めてという方も多くなかなか苦戦されておられる方も多いと聞きます。
組み立てる自信がない場合のために製作代行も合わせて行うようにはしましたが、本来はやはりご自身の手で組み上げ、完成のよろこびと実際に運用して楽しんでいただきたいと思っています。
そんなわけで、最難関の一つ表面実装部品の装着方法(ハンダごてを使う方法でリフローではありません)について、VNシリーズのマニュアルにも簡単に書いてありますが、自分の経験とほかの資料を合わせ備忘録として少しばかり具体的にまとめてみます。
1.まずは道具
何はなくともハンダごて・・・
とはいえハンダごてなら何でもいいというわけではないです。よく表面実装用のハンダごてと称したものもよく見かけますが、30W以下の低W数のハンダごてではたいていうまくいきません。
もし部品のランドにつながるパターンがいずれも細ければ低Wのハンダごてでも装着はできますが、やや大きな部品や高周波回路を扱うような広いグラウンドパターンにつながる場合はハンダごての熱が拡散し温度が下がってしまってうまくハンダ付けする事が出来ません 。
ですので大は小を兼ねるといった感じで最初からW数の大きなハンダごてを用意するべきだと考えています。そのほうが作業がスムーズになりより楽になります。
例として私のハンダごてはgoot製のPX-201という70Wの温度調整付きのものです。
http://www.goot.jp/handakote/px-201/
このモデルは比較的安価で(4,5千円くらい)こて先のバリエーションも豊富です。私の場合は標準のものよりやや細めので先端が斜めにカットされたPX-2RT-2BCというこて先に替えて使用しています。この先端斜めカットが自分にとってはやりやすくほかのこて先も試しましたがこれが一番使いやすかったです。
あとは、拭き取り用のスポンジ付きのこて台はあると良いですね。水を含ませたスポンジでこて先に付着した余計なハンダや酸化膜を拭きとってくれます。
ハンダ
最初から扱いの難しい鉛フリーハンダを無理して使わなくても、従来の共晶ハンダで問題ありません。0.5mm径以下の極細のフラックス入り糸ハンダがベストです。小さい範囲のハンダ付けですから使用するハンダの量も少ないので、ハンダの送り速度が大きくても、細ければハンダの送り量は少なくなるので調整もしやすくなります。
しっかりしたピンセット
前の2つと同じくらい表面実装で使う道具として重要なのがピンセットです。ピンセットはいろいろな種類がありどれを選んでよいものか迷ってしまいますが、正確に確実にチップ部品をつまめてなおかつしならないものが理想です。ただつまめても保持が不安定でまたしなってしまうと容易にチップ部品を飛ばしてしまいます。
現在私が好んで使っているピンセットは、HOZANのP-894という肉厚で先端が極細のものです。投げたら当たったものに容易に刺さります。手裏剣としても使えそうです(笑)
https://www.hozan.co.jp/catalog/Tweezers/P-894.html
なぜ細いのが良いかというと、チップ部品の包装フィルムをはがすのにちょうどよいからです。ピンセットは先端がチップの形状に合わせて角ばったものなども使っていますが、このP-894は応用範囲が広いので便利です。肉厚でしっかりしているのでピンセットの先端の感覚が指に伝わりやすくそれだけでも使い心地は全然違います。
拡大鏡
普通の手持ちルーペや電子拡大スコープなどは手軽な反面作業にはあまり向かずどちらかというと装着後のチェックとして使うのに向いています。
というわけで装着作業には頭部に装着するタイプのヘッドルーペが最適でしょう(ハ○キルーペっていうのもありますが)。拡大率は2倍前後で十分です。作業エリアはできるだけ明るくすると見やすくなるのでLEDライト付きのでもデスクライトを近くに持ってくるなどでも良いでしょう。
ハンダ吸い取り線(ハンダ吸い取り器)
狭ピッチのICピン同士のハンダショートをリカバーするために必要です。幅の種類がいくつかありますが、比較的太めのもの1種類あればよいです。先端を斜めにカットすれば狭い部分にも対応できるので何種類も用意する必要はありません。
フラックス・フラックス除去剤
ICのピンや表面実装の薄く平べったい水晶発振子のハンダ付けにはあらかじめ基板のランドとパーツの足にフラックスを塗っておくとすっときれいにハンダがのってくれます。慣れてくると糸ハンダに含まれているフラックスだけで十分ハンダがのりますが、部品の裏に端子が出ているものはフラックスがないと裏の端子までハンダが行きわたらないので、そういう場合にはフラックスを使います。
装着後はハンダ付けによって周りに焦げたフラックスなどが残ってしまうため、フラックス除去剤で余分なフラックスを装着後に塗って拭き取ってしまいます。
そのほか
カッティングマットや滑り止めシートなど。基板がずれないように固定するには100均ショップで売っている滑り止めシートが便利です。あとは小さなチップ部品をなくさないように一時的にためておくバットなどもあると便利です。
2.表面実装部品の装着方法について
でもっていよいよ実際のハンダ付けの方法ですが・・・
私の場合こちらのサイトの手順に近いです。
https://noseseiki.com/kisokouza/15.html
(右利きの場合ですが)コンデンサや抵抗のような2つの端子の場合、まず向かって右側のランドに薄く予備ハンダを盛ります。次に左手にピンセットを持ち装着したいパーツの長辺をピンセットの先でつまみます。このときパーツが浮かないように底面を基板に接しながらスライドして予備ハンダしたランドに近づけます。そして右手にハンダゴテを持ち予備半だのランドにこて先を当てて予備ハンダを溶かしながらピンセットでつまんだパーツの右端子を溶けている予備ハンダのランドまでスライドさせ装着位置にセットしコテ先をランドから離して右側を仮装着します。それから反対側のランドにコテ先を当てハンダを少量送り反対側をハンダ付けしたら仮装着した右側のランドに再度こて先をあてて本装着します。
上のサイトのページでは微量フラックスを塗布するように書かれていますが、糸ハンダ内のフラックスで十分きれいに装着することが出来ます。
同じような要領でトランジスタやICのピンを装着していきます。要はどこかのピンを先に仮装着して位置決めをしてから他の端子からじっくりハンダ付けすればOKです。
言ってしまえばそれほど難しいものではありません。実際に手を動かして数をこなせば失敗は少なくなります。
あと、ランドにつながっているパターンの大きさを見てこてを当てる時間やランドに当てるこて先の面積などを自分なりに調整できるようになれればより確実に装着できるようになるでしょう。
また実際に組む前に練習したいならば、amazonあたりで検索すると練習キットなども購入できるようなので、取り寄せて練習するのも良いでしょう。
| 装着例(VN-4002 RF部) |
2019年1月9日水曜日
野毛の会よ永遠なれ
夕方5時ごろはすでにあたりは暗くなっていますが、土曜日の野毛は人でいっぱいで活気にあふれています。
開始時間に少し遅れて会場に到着しましたが、どうやら今回この地での定期会は最後なのだそうです。会場となった飲み屋さんは創業65年で大変な老舗なのですが、女将さんがご高齢になりそろそろ引退されるため毎月この会に提供されていたスペースを閉じることになりました。
この会はお店の2階にあるおよそ12畳程度のお座敷で、大体10名ほどの自作大好き人間がテーブルを囲んでお酒と食事をしながら各自持ち寄った自作品などをゆっくり堪能できる心地よい空間と時間でした。そういうわけで少し寂しい思いを抱きつつ最後の会を楽しませていただきました。
今回はこの地での最後の会ということで20名近い方が参加されました。
各自思い思いの自作談義が続き、参加者1名ずつ持ち寄った自作品などのプレゼンテーションを行います。またパーツなどの提供品のじゃんけん大会など特に式次第なく自然に進行していくところもまた和やかで良い雰囲気でした。
今回私がプレゼンテーションしたものは・・・
400セット近くという驚異の頒布数を誇るあのCW INVADERSキットの携帯ゲーム化セット(笑)です。
3Dプリンターで本体基板のエンクロージャと、アーケードゲーム用のボタンスイッチ(マルツで販売されています)と006P乾電池を内蔵したボックスを作製し、本体と合体させて使用します。
| 各ジャックの位置に合わせて取り付けたプラグを挿入しCW INVADERS On The GO! |
最後に、刷り上がった最初で最後の工作会の会誌が参加者に配布されました。私も寄稿しましたが、想像以上に濃い内容になっていました。この会は30年ほど前に始まるなど簡単な歴史も記されていて、良い資料になっています。当時はこんなことしていたんだとか、将来もいろいろと読み返される機会があろうかと思いますがこうして紙媒体に残るというのは良いものです。
ネットではたいていの情報を得たり、自分の成果をブログやSNSなどで公開することが容易ですが、こういった実際に自作erの面々が一度に集まる会にはネットでは得られない情報や新しい発見、人前でのプレゼンテーションなどネットでは難しい体験ができると思います。
この会も現在の形ではファイナルですが、今後も何らかの形で継続することになるようです。私も参加して2年弱の新参者ですが、なにかお手伝いが出来ればと考えています。
最後に10年以上ほぼ毎月幹事としてこの会を守っていただいた7N4MIS 宇佐美OM本当にありがとうございました。そしてお疲れさまでした。
横浜電子工作連絡会のサイト
| 工作王トロフィーとメダル(私も何回か頂戴いたしました) |
2019年1月3日木曜日
2019年始動
みなさま新年明けましておめでとうございます。
2019年になりすでに三が日が終わろうとしています。
三が日といえばNew Year Partyがありますが、カムバックして数年続けていたのがある年年越しで旅行で出れなかったのをきっかけに出るのが億劫になってしまいました。
12年分のシールを集めないと完成しないのでいったん穴が開くと半分やる気がなくなってしまうのは私だけでしょうか?(苦笑)
まぁそれでも期間中は各バンドにぎやかになるので今年は参加することにしました。
三が日から仕事は始まっているので合間を縫って160mCW、40mCW、2mSSB、70cmFMで呼び回りして23Qかき集めました。
160mは久しぶりに自作SRA(SuperRad Antenna)を取り出して設置しました。
再調整なしでバンド内VSWRは1.5以内に収まっていたのでそのまま50Wで数局コールし3局に拾っていただきました。
近距離は応答確率が高いのですが、6エリアや8エリアはよく聞こえても呼んでも取ってもらえずでした。
SRAについては動作についていろいろとすったもんだがあったようですが、なんとなくこれもいろいろといわれているGAWANTに動作が似ているのでは?と思える節があって、機会みて記事にしようと思います。
とにかく飛ぶ飛ばないという以前に大きなアンテナを建てられなくてもとりあえずバンドに出たいという需要にこたえるアンテナのひとつかもしれません。
ただ限界を見て次にどうしようかと考える時期に来ているのかもしれません。
というわけで2019年はじめの活動報告でした。
本年もどうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m
2019年になりすでに三が日が終わろうとしています。
三が日といえばNew Year Partyがありますが、カムバックして数年続けていたのがある年年越しで旅行で出れなかったのをきっかけに出るのが億劫になってしまいました。
12年分のシールを集めないと完成しないのでいったん穴が開くと半分やる気がなくなってしまうのは私だけでしょうか?(苦笑)
まぁそれでも期間中は各バンドにぎやかになるので今年は参加することにしました。
三が日から仕事は始まっているので合間を縫って160mCW、40mCW、2mSSB、70cmFMで呼び回りして23Qかき集めました。
160mは久しぶりに自作SRA(SuperRad Antenna)を取り出して設置しました。
再調整なしでバンド内VSWRは1.5以内に収まっていたのでそのまま50Wで数局コールし3局に拾っていただきました。
近距離は応答確率が高いのですが、6エリアや8エリアはよく聞こえても呼んでも取ってもらえずでした。
SRAについては動作についていろいろとすったもんだがあったようですが、なんとなくこれもいろいろといわれているGAWANTに動作が似ているのでは?と思える節があって、機会みて記事にしようと思います。
とにかく飛ぶ飛ばないという以前に大きなアンテナを建てられなくてもとりあえずバンドに出たいという需要にこたえるアンテナのひとつかもしれません。
ただ限界を見て次にどうしようかと考える時期に来ているのかもしれません。
というわけで2019年はじめの活動報告でした。
本年もどうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m
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