2018年6月29日金曜日

Radioberry2製作記 その3(復活編)

完成にたどり着いたかのように見えたRadioberry2でしたが、まともに受信できずFPGAとAD9866のピンの追いハンダとブリッジチェックを繰り返しました。しかし一向に改善の兆しもないまま虚しく時間が過ぎていきました。

あれこれ悩んでLeoさんにもう一セットキットを送ってもらおうかとメールを送ったところ、重要なヒントをいただきました。

FPGAのhermes-emulatorの受信時の実行時間が1秒前後かどうかまずチェックを、ということで実行時間が表示されるバージョンのhermes-emulatorに差し替えて実行してみると、実行時間が2倍の2秒前後とでました。

改めてLeoさんの報告するとAD9866の不良ではないかという事でした。前例がありまず間違いないだろうということで、再びAD9866を外して新しいAD9866に交換することにしました。

AD9866はあらかじめ別の試作用に取り寄せていたものがあったので、そのうちの一つに交換しました。

AD9866の周りをふたたびカプトンテープで覆います
サーマルパッドにハンダを流したので外しにくく、周りのパーツが少しずれてしまいました
ネットで取り寄せておいたAD9866 このうちの1つを使いました
慎重にピンとランドを合わせて手ハンダで装着 もうこれ以上は基板がやばそうです
というわけで何とか新しいAD9866に換装完了しました。基板が落ち着いたところで、システムを起動させhermes-emulatorで実行時間を確認すると、


1秒前後になり正常動作しているようです。早速アンテナをつなぎPIHPSDRを起動させました。
 

NHK第1(594kHz)が受信できました。やっと正常に受信できるようになりました。

各バンドの受信の様子を動画をアップしてみます。

594kHz NHK第1

7MHz帯 アマチュアバンド

40kHz JJY

LF帯でも相応のアンテナ(PA0RDT mini-whip)を接続すれば良好に受信できます。ただし中波放送帯の強力な信号による飽和を回避するため以前製作した中波放送帯BEF(band elimination filter)を挿入します。

というわけでRadioberry2の受信動作が確認できました。送信部分はまた追々テストしていこうと思います。

2 件のコメント:

  1. すばらしいです.
    "ド"認定です^^;
    これは私には無理だと言うことも判明しました^^;;

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  2. ”ド”認定ありがとうございます!でももっと“ド”な方が沢山いらっしゃいます。世の中は広いです(笑)

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