2015年12月31日木曜日

3度(年)目の正直と2015年最後の日

あれよあれよという間にもう2015年大晦日ですね。

第30回オール千葉コンテストの結果がつい先日発表されました。136kHzデビューで思い入れのあるコンテスト3回目にしてやっと1位になることができました。県内局はおそらく当局入れて2局しか参加されなかったようで、なんとなくタナボタ感がしますがうれしいものですね。

次回は某社団局で免許をおろして参加という話もありますがどうなることやら、どんな形にしろ参加は続けていきたいと思っています。

今年も他に色々とありました。

475.5kHz帯免許がおり始めましたが、最初に免許されたときから半年遅れてようやく当局も免許をおろしました。まだCWでは1局しか交信出来ていませんが、送信アンテナの条件があまりよくない可能性があり、改良を検討中です(もちろんEIRP1W制限内で)。

また、1回きりですがハワイの実験局のWSPR2信号をPA0RDT mini-whipでデコードできたことです。コンディションに左右されるのは当然ですが、常にデコードできている局と比べて何が違うのか、何を改善させるか考えさせらました。

136kHzでは、新ローディングコイルでの運用を開始したことです。旧コイルでは気がつきませんでしたが、海や湖など面積の広い水にアースをつけるとアンテナ入力抵抗が下がるとともに共振周波数も下がります。また傘のエレメント(キャパシティハットに相当する)の設置も工夫で初期のころよりもしやすくなり、運用可能場所も多少広がると思われます。さらに車を使わない移動も今後やってみたいと思います。

あとはPIC関係ですが、キーヤーも現状のハードではほぼ完成形といっていいところまで出来上がりました。C言語にもだいぶ慣れて調子に乗ってJUMAの送信機のファームをいじったりしました。まだ詰めが足りないところですがそれは来年の課題にしましょう。

というわけで今年もあとわずかとなりました。

皆様良いお年をお迎えください。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

2015年12月8日火曜日

475.5kHz WSPR2 DX初受信

現在の475.5kHz帯を自宅で受信する設備は、地上高9mのPA0RDT mini-whip アンテナにIC-7200MかNRD-535の直接受信です。先日JA1PKG局のWSPR2信号のSNRをすでにDX受信されている局と比較すると数dB低い値であったので、何かシステムの改善が必要と考えていました。

もともとアンテナ線を引き込む前に手すりアースを施していましたが、グラウンドループによる人工ノイズ低減目的に、ガルバニック・アイソレーショントランスの挿入を試してみました。

そのトランスですが、受信する周波数帯域から#77材のフェライトトロイダルコアを選択し、このコアに細めのUEW(0.32mm径)を1次2次20回ずつ巻いて自作してみました。

やっつけ感バリバリな(笑)ガルバニック・アイソレーショントランス
インダクタンスはおよそ750μH、475kHzでの挿入損失はおよそ0.5dBでした。受信した感じではVLF領域で多少良いかなという印象で、HF帯まで上がると逆にノイジーになるというなんだかいまひとつでしたが、とりあえずアンテナと受信機の間に挿入してみました。

その後このトランスの効果なのかどうか定かではありませんが、先日1回だけDX局(ハワイのWH2XCR局)を捕捉出来ました。


WSPRnetでも


もうすでにJA数局にSPOTされているのでいまさらですが、当日コンディションが良かったとはいえ住宅街の中比較的簡易なシステムで受信できた意義は大きいのではなかろうかと自画自賛(笑)

今後の改善点としては、アンテナの高さをもう少し上げてみることと、それに伴いLPFを挿入して強力な中波放送からの抑圧を少しでも低減させる、といったところでしょうか。