2015年1月31日土曜日

明日は関西ハムシンポジウム

明日、尼崎で行われる関西ハムシンポジウムにお邪魔するため本日午後尼崎市内入りしました。

天候が良ければ朝から昼まで136kHz移動運用したかったですが、天気予報が思わしくなく事前に告知しませんでした。10時過ぎ現地に到着しましたが、辺りは雪が降っていました。しばらく車内で様子をうかがっていたところ昼になってようやく小降りにあったものの今度は風が強くなり落ち着く様子がなかったため運用断念しました。

というわけで新ローディングコイルの実戦デビューはおあずけです。

明日のハムシンポですが、下のイラストポスターを掲げているブースにおじゃまします 。


ここで、Keyer Mini-V2のキットを5台分頒布します。


小さいタッパーに基板、単4電池ケースを含めたパーツ全てが入っています。タッパーは右の完成例のようにそのまま保護ケースとして使えます。基板PICセットは今回はありません。あとはGHDパドル互換のパドルピースを少々です。

千葉ハムの集いにも同じような形態で数台分頒布する予定です。

2015年1月29日木曜日

新ローディングコイル簡易測定

リッツ線を使って巻いた新しいローディングコイルのQ値が本当にどのくらいあるのか、サブコイルを組み込む前に調べてみようかと。


部屋が狭いのでごちゃごちゃしていますが(汗)、こんな感じでメインコイルとAM用のエアバリコンを接続し、おじさん工房謹製APB-3とminiVNAproBT(CQ誌2月号で紹介されたみたいです)で共振特性をそれぞれ測定してみました。

ABP-3では共振点と3dB減衰点から計算する方法で、miniVNAproBTではリターンロス最小点での純抵抗(リアクタンス分はほぼ0)から割り出すという違った方法でそれぞれQ値を計算してみました。

まずはABP-3から


共振周波数は136.088kHzで3dB減衰点は下側で135.960kHzとその差は128Hz。したがって3dB幅は256Hzとなり、この共振回路のQ値は、

Q = f / δ f = 136088 / 256 = 531.6

と計算されます。

次に、miniVNAproBTの測定結果は、


リターンロス最小点での純抵抗Rsは11.7Ωでした。
ここから計算するQ値は、

Q = 2πfL / R = 2π x 136088 x 0.00796 / 11.7 = 581.7

と出ました。

両者の結果からこのローディングコイルのQ値は約550前後と推測されます。もう少し高いかなと思いましたが、同じリッツ線でも線端処理がもしかしたら足りない(すべての素線が接続できていないなど)のかもしれないし巻き方、ボビン径とコイル長の関係などいろいろな要素によりQ値が変化するものと思われます。ともあれ、現用のコイルよりはコイル抵抗も小さく効率向上は期待できそうです。

あとはサブコイルを内蔵し完成予定です。

2015年1月26日月曜日

新ローディングコイルを巻く

昨年末に購入したリッツ線(0.08mm径の素線を250本束ねる)を使って、136kHz帯用の新しいローディングコイルを巻いてみました。

まずはリッツ線の断端処理から。リッツ線を購入したマイクロパワー研究所の方から教わったんですが素線の多いリッツ線の端っこの処理は重要で、すべての素線のポリウレタン被覆をはがすようにボール紙の上にリッツ線の端っこを乗せて上から60W程度の半田ごてを当てながら半田をとにかく十分量供給して平筆のように素線を鏝で整えて裏も同様に処理するそうです。すべての素線に接続できないと性能が極端に落ちるそうです。

でもって早速やってみました。

リッツ線は束ねたUEWの周りに絶縁帯を巻いている構造です
十分に端っこをハンダあげしてから圧着端子に通してまた十分鏝で熱します
端っこをハンダあげすると、墨を含んだ筆の穂先のように膨らむので最初圧着端子の穴に通らず少し切らなくてはならなかったので、次からはあらかじめ圧着端子に通してからハンダあげするようにしました。

次にリッツ線を巻くボビンです。


 ちょうどホームセンターで売っていた円筒形のプラスチック製ゴミ箱。現用のローディングコイルにも使いましたが、バケツのようにきついテーパもなく25cm径で高さが36cmと程よい大きさです(径はもっと大きいほうが良いかもしれませんが)。

巻き始めのところに先ほど加工したリッツ線の圧着端子を螺子などで固定しその下に薄い両面テープを一巻きして巻き始めます。両面テープによって巻き線がずれないので巻きやすくなります。

あと、10回巻くごとにマジックでしるしをつけるのも良いでしょう。


で、調子よく巻いていたんですが、途中から巻ききれない(ボビンの長さがたりない^^;)ことが発覚したため100回目から2層巻きに切り替えました。最初から2層巻きでよかったかも知れません(汗)

とりあえず上の写真のように購入した160mを巻ききったところで(224回巻き)巻き終わりの端をハンダあげ&圧着端子取り付けしLCメーターでインダクタンスを計測しました。

自作のLCメーターでは約7.96mHを表示しています。

せっかくリッツ線で巻いたので、とりあえずQも測っておこうと、秋月のLCRメーターにも接続してみました。100kHzで測定してみると...


え”、こんなに高いの??

そのまま表示を追っていくとだんだん高くなってエラーになってしまうという不思議。どうもうまく測定できていないようなので、再起動させて何回か計測してみると、


だいたい700から800くらいに落ち着くのでこんなものでしょうか。

現用のコイルで200くらいなのでリッツ線を使った意味はありそうでしたが、ちょっとアバウトすぎるので、エアバリコンでアンテナ容量を抱かせた上でABP-3で測定した共振曲線からQを割り出してみようと思います。

あとは内蔵するサブコイル(eBayで購入したリッツ線で巻く予定)をつくりバリオメーターとしてまとめていきます。

2015年1月24日土曜日

JUMA TX136/500 マルチモード化ファームウエア暫定版

一応ひととおり動作確認したので、現状のファームウエアver.1.04mのhexファイルを公開してみることにしました。

あくまでも暫定版なので、当該送信機をお持ちの方にテストしていただけるとありがたいです。ソースコードについては個別に対応させていただきますのでメールにてご連絡ください。

今後も機能追加をする予定ですが、関西ハムシンポジウム開催が近づいてきたので一旦お休みして次月からぼちぼち再開します。

 なお、READMEファイルにも書きましたが、このファームウエアは私が独自にオリジナルver 1.04のコードに追加変更してコンパイル(MPLAB IDE v8.92 + C30 compiler v3.31)したものです。したがって、JUMAチームへこのファームウエアについての質問や要望は絶対にしないでください。発覚した場合は以後の公開を停止します。

同じソースでMPLAB X IDEとXC16 compilerという最新環境でコンパイルすることもできましたが、ある操作でハングアップしてしまうため現状一世代前の環境で作成しています。

操作法についてはREADMEファイルに記してありますのでご参照ください。

なにかお気づきの点がありましたら、こちらのコメント欄かjl1vnq(アットマーク)jarl.comまでメールでお寄せください。


ファームウエアはこちらからダウンロードしてください。

WSPR送出時間調整中
TX-500はTCXO未実装なので3W送信でも結構周波数がドリフトします^^; 

2015年1月23日金曜日

2つの新年会+α

そういえばもう1週間になろうかというところですが、先週の土曜日2つのアマチュア無線つながりな新年会に参加させていただきました。

無線の新年会ということでいずれも秋葉原で行われました。

一つ目は136kHz掲示板でおなじみの全日本長中波倶楽部主催の新年会でJR秋葉原駅電気街口をでてすぐのビルにある焼肉レストランに集合。昨年のアクティブアンテナコンテストやハムフェアですでにお顔の知れている方々総勢9名でした。

おいしい焼肉をつまみつつ開始から濃い話が続き予定の2時間はあっという間に過ぎていきました。今年から受付が始まった475.5kHz帯免許申請に関するお話はもちろんのこと、JD1交信のこと、リッツ線の入手や在庫情報など(笑)いろいろ多岐にわたりお話を聞くことができました。あんまり夢中だったため写真を撮り忘れてしまいました(汗)

終了後、ラジオデパート1Fにある先日新ローディングコイル用のリッツ線を購入したお店に立ち寄ってみたり、秋月で少々買い物をし皆さんとお別れした後引き続きJA1JRS中島さんにお誘いいただいたJO1YYP わいわいぴークラブの新年会会場に訪れました。

こちらも3時間食べ放題飲み放題の中華料理屋さんで総勢8名。主な年齢層が若干下がって話題もアンテナなどの設備やDX、コンテストの話など話題に尽きることなく楽しく過ごさせていただきました。

こちらもなぜかほとんど写真を撮りませんでした。唯一の1枚
楽しみ方は多種多様でも、アマチュア無線は楽しいという気持ちが一人ひとり伝わってくるとても感慨深い2つの新年会でした。


ところでJUMA TX-136/500のマルチモード対応ファームウエアですが、各モードの選択でその運用周波数への自動移動を組み込みました(QRSS/DFCWは137777kHz, WSPRは137550kHz, CWは136500kHzでCWモードのみ周波数記憶される)。あとはWSPR15の1シンボル送出時間の微調整が済んだところでコンパイル済みのhexファイルを次回の投稿でUPします。操作法や注意事項のREADMEファイルも添付しますが日本語だけなので、英訳したらJUMA FORUMにも投げる予定です。

2015年1月18日日曜日

JUMA TX-136/500ファームウエア WSPRモード追加完了!

QRSS/DFCWに続きWSPRモード(WSPR-2 WSPR-15)をJUMA TX-136/500のファームウエアに追加しました。

昨年PIC用に書いたWSPRエンコーダーを取り込み、生成されたWSPRシンボルの送信手順とWSPR用のキャラクタ入力編集保存機能を付加して送信機単体で各モードのビーコンが出せるようになりました。ただしGPS同期機能は未実装なので、送信タイミングは時計を見ながら手動になります。

次はGPS同期を実装しようと考えています。1PPS出力がついているGPSモジュールが望ましいですが意外と見かけないです。なので1PPS出力がなくまた安いモジュールでも十分同期が取れるようにしたいところです。

操作法はこんな感じにまとめました。

電源ON、タイトル表示後
CONFIGボタン長押し後設定メニューを送り送信モードをWSPRに選択
次の設定メニューに編集設定がでてくるのでEnterを選択しCONFIGボタンを長押し
コールサイン、GL、出力(dBm)をCWスピードボタンで選択し



順々に1文字ずつCONFIGボタンを押して入力
文字をすべて入力したらCONFIGボタンを長押しし確定、EEPROMへ保存
保存後送信スタンバイ画面へ移行
 1回EEPROMに保存されれば、書き換えるとき以外は編集はスキップしてそのまま送信が出来ます。まだGPS同期がついていないので、時計をにらめっこしOPERボタンを長押しして送信スタートとなります。

で、実際ダミーロードにつないでWSPR-2で送信したものをWSPR-Xでデコードしたのがこちら。


というわけで一応の目標までは到達しました。不具合などの調整が済んだらJUMAのフォーラムにも投げてみようと思います。あとはGPS同期とGLの自動計算、モードにあわせた運用周波数の自動移動など盛り込む予定です。

2015年1月13日火曜日

TX-136/500 単体DFCW送信対応と475.5kHz帯免許申請について

QRSS対応に引き続き、DFCW送信対応改造がひとまず完成しました。

DFCW30でID送信中

速度調整もQRSS, DFCWとも比較的よく使われる10, 30, 60, 120を選択できるようにプログラム追加を行いました。

DFCW30をSpectrumLabで受信 dot-dash遷移部がやや重なって見えるので符号判読しやすそう?

dotとdashが入れ替わるところのgapを0にしたので多少判読はしやすくなると思います。

周波数シフトは速度から計算して適当に割り出しているので一般的ではないかもしれませんが、DFCW10で約1.5Hz, 30で0.5Hz, 60で0.25Hz, 120で0.12Hz(DDSの解像度が0.037Hz/1bit程度なので正確には割り切れません)のシフト量になりました。

シフト量は今までの外部コントローラのときに使用した同じ変数を使っているので、外部コントローラーでの操作も引き続き可能になっています。

メッセージ記録用のプログラムもひととおり書けたので、コンパイルして実機でテストに入ろうと思います。

閑話休題。

1/5の申請受付開始から何局かが475.5kHz免許申請を提出されたそうです。136kHz掲示板でも成り行きなどを含めてさまざま意見交換されているようです。

自分はまだ運用場所を探し当てていないので申請に至らず今のところ眺めているだけですが、どうやら免許状に運用場所が記入されるところを見ると、地図で200メートル以内に他者所有の施設が存在しなくても(または存在する施設の所有者に同意をとっても)運用地点自体が公園やら川原で自分の所有でない場合、その所有者の同意が必要というまた新たなハードルが見えてきたようです。

ある意味筋が通っていると思いますが、そうなってくるとたとえば周りに施設が少ないもしくは存在しない別宅シャックのオーナーに運用場所としてのアドレスを貸していただけるようにお願いするなどが現実的なのかもしれません。

はたまた、「移動する局」だったら海上という手もあるような気がするのですが検査ってそういう場合どうするのでしょうか。船を出すとか(笑)総通の担当にちょっと聞いてみたい気がするのですが、海上における通信についてよく調べておいてからでないと迂闊に尋ねたりすると藪蛇になったりするかもしれませんね。

追記:
その後も少しずつですが情報が出てきており、審査形態も変わりつつあるようです。ただ、運用場所については免許状に明記されるのかがまだわかりませんが基本的には条件を満たす場所での申請が望ましいと思われます。 

2015年1月10日土曜日

TX-136/500 QRSSモード初期実装

先日OLED化したTX-136ですが、ようやくQRSSモード実装に取り掛かりました。

もともとTX-136/500はCWビーコンを内蔵しており最長で0.1WPM(≒QRSS12)まで送出可能なのですが、実際に136kHz帯で使われるのはQRSS/DFCWでは30から120までがほとんどです。

昨年はRS232Cで接続したビーコンコントローラでこれらのモードを実現しましたが、今回単体でも送出可能にするべく公開されているファームウエアのソースに手を加えました。

コードについては、オリジナルコードで文字コードとモールス符号の変換テーブルと文字コードを変換テーブルのインデックスに変換する関数を利用しましたが、ビーコン送出部分には手を入れず新たに書いてみました。

文字列は自分のコールサイン固定、速度もQRSS10で固定していますが、QRSS動作を確認できるところまで漕ぎ着けました。

アイドル状態 OPERボタンを長押しして離すと送出開始

オリジナルのビーコンと同様に1行目左に文字表示 一番左にdot/dash表示(今はdot)
Argoで確認中 dot/dash比は1:2(dash送出中)

あとは速度(10, 30, 60, 120)と文字登録(EEPROMへの保存も)を組み込めば一応実用になると思われます。QRSS部分が出来上がってきたのでDFCW追加は比較的容易になります。

まだまだ細かい不具合も残っているのでコード公開はまだしませんが、WSPR実装の前に解消して公開を考えます。

2015年1月8日木曜日

JUMA TX-136 OLED化

昨年暮れに注文していた16文字x2行のOLEDキャラクターディスプレイモジュールが新年早速手元に到着したのでTX-136のLCD表示モジュールの換装に挑戦してみました。

モジュールはいわゆる良く使われる16x2LCDのHD44780コマンドコンパチブルなOLEDモジュールです。ピン配置は1列16ピンタイプで、秋月のI2C専用タイプではなく共立エレショップで見つけたWINSTER製の白色OLEDです。

TX-136のコントロール部分へのアクセスは非常に簡単です
右がOLED 1ミリほどLCDより薄いです
若干LCDより薄いので取り付けスペーサーにナットを下駄にして高さを調整しましたが、基本的にLCDをソケットから外してOLEDのピンを差し込むだけでOKです。

 OLEDコントローラチップはWS0010という型番ですが、データシートを見るとHD44780のコマンドと同じで初期化プロセスもほとんど変わりません。なので、電源投入時のウエイトを多少長く(数100ミリ秒)取る以外コードを書き換えずにそのまま表示が出来ました。転送方法が8ビットパラレル転送の場合はそのままOKのようですが、ネットを検索すると4ビット転送モードは多少癖があるようです。TX-136の場合は8ビット転送なのでファームウエアは替えなくてもそのまま表示が出来たようです。ただし、起動時の1行目の表示とバーグラフ表示に障害がありました。起動のタイトル表示のところで明示的に表示開始行を指定することで解消されたのでこのまま使用できるようになりました。

LCDと比較すると格段に視認性が上がります
ちなみにこれはまだメニューだけです(汗
 次はQRSS/DFCWモード実装を進めていきます。

2015年1月2日金曜日

明けました!

年が変わりました。明けましておめでとうございます。

昨年末最後の投稿に続き今年の目標というか予定のようなものを。

1.136kHz用の新型ローディングコイル作成
 主コイルとバリオメーター用の副コイルの線材にリッツ線を採用してコイルの高周波抵抗を出来るだけ低減した可変ローディングコイルを作成して無負荷Q600以上を目標にする。先に完成した475.5kHz用のバリオメータで採用した方法で減速機構と端子を除いた金属フリーも実現する。絶縁インピーダンス変換トランスと高周波電流計が内蔵できるようなスペースも確保したい。

2.JUMA TX-136/500の本体ファームウエア 独自改造
 1Hzステップチューニングと表示がわりと簡単に実現できたので、引き続きQRSS/DFCWモードの追加、ビーコンメッセージの本体単体での入力登録を可能にする。そして先にプログラムしたWSPRシンボルエンコードソフトを組み込みWSPRの単体送信の実現とGPSの内蔵、GPS同期による送出タイミング制御、GLの自動計算を。もちろんいままでのRS232Cでつないだ外部コントローラも使えるようにする。

 1.2.についてはできれば関西ハムシンポジウムにあわせた移動運用の日程までに実現を。

3.PICを使った機器の自作
 昨年はキーヤーを作ってキットを頒布したが、DDSVFOやQRPトランシーバーをまとめてできればキット化もしてみたい。

4.移動運用
 主に136kHzが運用できそうな場所を探していろいろなところで移動運用したい。昨年の千葉コンでは実験的に160m用のローディングコイルを136kHzのそれと交換してQRVしたところ使えそうなので、7MHzから136kHzまでマルチバンドのサービスをしたい。

5.475.5kHz帯免許
 半径200mルールという厳しい条件を満たす運用場所を選定して免許をおろしたい。TX-500の本体改造は済ませているが(バンド外送信禁止処理と出力制限)追加LPFの製作は必要と思われる。

6.CWオペレートの向上
 特に受信。iPhoneのCWヒアリング練習ソフトで随時練習中であるが、符号にもよるがコールを一発で取るのがまだまだ怪しい。和文の練習もしたい。

7.そのほか
 PA0RDT mini-whipの応用で、JA1DI局が過去MJ誌で発表されたJFET1石を使ったノイズキャンセラーを組み合わせLF帯での受信ノイズ対策が出来ないものか、mini-whip自身もアイソレーショントランスをうまく使ってノイズ低減したり、2台のmini-whipを地上高に差をつけて設置してノイズキャンセラーを使ってノイズ低減が出来ないか...などなどいろいろ思い描いているところを実験に移す。
 あと、いままでブログでは扱わなかったけれどSRAの検証を。小型アンテナとして注目して各バンドを自作したが、実際に使っているのは1.9MHzバンド用でそれ以上の短波帯にはセンターローディングモービルホイップというのが現状で、性能と設置のしやすさのバランスからそのような使い分けになっている。以前自作CMCをアンテナ本体直下に近い位置に挿入したところアンテナとしての役割をなさなくなってしまったが、アンテナアナライザのインピーダンス、リアクタンス曲線を見ると共振点での振れ幅が非常に小さくなっていたので同相電流カット以外にもCMC挿入自体の本体への影響が大きいかもしれないと考えていた。なのでCMC挿入ポイントをある程度いくつか設定してデータを取ることと、シリンダがワンターンコイルとみなすのであれば、シリンダを縦にひと筋切断したらどうかとかシリンダに底板をつけたらどうなるのかなどやってみたい。

そんな感じで行ってみましょうか。