2018年8月20日月曜日

DSA815TGスペアナがやってきた

大袈裟ですがついにやってもーたしてしまいました。

Amazonでも購入可能ですが、ここはちゃんと店頭で買おうとコツコツ貯めてきたスペアナ基金(笑)を握り締め、秋葉原の計測器ランドに伺いRIGOLのDSA817TGを購入しました。

中堅のHF据え置き機程度の値段でこのような本格的な新品の測定器を購入できるのは驚きです。

別のイベントが控えていたので開梱は購入1週間後になってしまいましたが、いよいよ外箱を開けてみると・・・中にも同じような段ボール箱が^^;


内側の段ボール箱を開梱しようやく本体と付属品が拝めました。


電源をつなぎ、火入れ式。スイッチオンから起動まで数十秒程度と立ち上がりは早いです。セルフキャリブレーションを行い早速VN-2002に30dBの通過型アッテネータ2本通してスペアナの入力に接続し高調波スプリアスを観察しました。

スパンやRBWの調整などはAPB-3で慣れているのですんなり調整できます。ロータリーエンコーダでも調整できますが、数字キーに直接入力したほうが速くて確実です。


実際VN-2002の送信出力をチェックしてみると3倍高調波のレベルは-50dBc以下でしたが結構目立ちます。その代わり3倍高調波以降はほとんど見えません。

先日VN-2002のLPFを再設計し、構成する素子の変更を行った後の波形を確認してみると・・


出力レベルは上昇し、3倍高調波のレベルはぐっと下がったことがわかります。


近傍の信号スペクトラムでも-40dBcを超える帯域外不要輻射は見られず再設計の効果が見られました。

また付属のトラッキングジェネレータ(TG)を使って14.318MHzのジャンク水晶で作った6素子のラダー型SSB用クリスタルフィルタの測定を行いました。


インピーダンスマッチングを施していないので、通過帯域内でのリプルがやや目立ちます。挿入損失は約5dB、通過帯域は3kHzから4kHz程度でした。


最後にAPB-3の信号発生器モードに切り替え、APB-3の出力から30dBのアッテネーターを介してDSA815TGに入力し、信号レベルを確認しました。

DSA815TGをゴールドスタンダードとするならば、APB-3のSG出力は約-14.5dBmということで他のAPB-3ユーザの検証結果にほぼ一致しています。APB-3の出力調整プルダウンメニューによる出力変化もDSA815TGで観察すると表示どおりに変化していました。

今回のDSA815TG導入によって自作環境が一気に拡がった、というのは言いすぎでしょうか。もちろん従来の測定器との使い分けは重要です。宝の持ち腐れにならないようにしなくては。

4 件のコメント:

  1. おめでとうございます.

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  2. 次はリターンロスブリッジと正確な50Ωダミーロードですね。

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    1. はい。まぁぼちぼち揃えていきます。

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