2020年1月8日水曜日

遅ればせながら新年初投稿

2020年迎えました。


子年ですね。干支の最初ということで、新たな気持ちでまいりましょう。

まず自作に関する今年の目標を。

1.ローバンド用モノバンド小型CWトランシーバ VN-L5シリーズ(160m版と80m版)キット頒布開始




 昨年末から試作を行っていた新シリーズの仕様が固まってきたので今月あたりからまず人柱版(ベータ版)を限定頒布し、フィードバックを取り入れ7月の関西アマチュア無線フェスティバルで正式版の頒布を開始したいです。

今は試作段階ですが、サイズは従来のVNシリーズにほぼ匹敵しながら160m版80m版ともに電源電圧13.8Vで20W前後、7.4Vで5W前後の送信出力を出せる実用的なリグに仕上がっています。

2.135kHz用CWトランシーバの試作とキット化

 最近フィンランドのJUMA社から唯一販売されていたスタンドアロンの50W出力の135kHz帯CW送信機キットTX-136が惜しくもディスコンになってしまいました。米国では昨年135kHz帯のアマチュアへの開放をきっかけにトランスバータなど出ているようですが、いまだトランシーバはおろか独立した送信機はまだ見かけていません。
日本ではサムウエイ製の送信機やどこかで一瞬販売されていた2W出力の送信機キットがあったようですが現在市場から消えてしまいました。

 そうしたなかせっかく解放された長波帯の活性化につながることも期待しつつ135kHz帯のトランシーバキットを作ってみたいと思っています。

 現状すでに送信部の製作は2年前に完了しており、受信部の設計を残していますがVN-L5シリーズの回路を継承して近々トランシーバとしてまとめます。できればQRSSやWSPR送信モードを追加してオールマイティにしたいですね。

3. SSB版VNシリーズの開発、試作

 VHF帯をターゲットにして検討中です。アイディアとして5Vのモバイルバッテリーを主電源とするべく各デバイスの低電圧動作の実験や、Si5351Aで基準発振周波数より高い周波数を発生させる場合のスプリアス問題の改善策などハードルがやや高いと予想されますが、こちらのほうも少しずつ進めていきます。

4.ディジタル信号処理の実験と実践

 CortexM7アーキテクチャの32bitマイコンのSTMマイコンをはじめ、高速ADC内蔵のデュアルコアdsPICなどどんどん面白いデバイスが出てきており、開発ツールもフリーという手を出さない手はないといった状況です。今のうちにマスターしてSDR機の自作にこぎつけたいですね。手始めに12kHzあたりのベースバンドのジェネレータからやってみようと思います。

5.AKC活動

 当初6名でスタートしたAKCですが、現在10名にまでメンバーが増えさらに活動が活発になると予想されます。今のところイベントでの同人キット頒布が活動の中心ですが、何か新しい試みもと思っています。

以上が自作に関する目標というかそんな感じです。

他にアマチュア無線関連の目標としては、移動運用やコンテスト参加をもう少し増やすといったところでしょうか。あと和文電信マスターなどまだまだいろいろとありますが今年中に達成できるかどうか、は何ともですが(苦笑)

4 件のコメント:

  1. 謹賀新年
    本年もこのブログを期待しています。
    現在の136Kはサムウエイを使い、受信は自作のUPバータですが、
    どれだけの感度があるのか、全く不明です。
    測定器もないので、ノイズだけの受信です。
    キットに期待しています。

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    1. MASAさん、コメントありがとうございます。
      あらためまして本年もよろしくお願いいたします。
      長波の受信はダイレクトサンプリングのSDRを追々チャレンジしたいですが、まずはオーソドックスにアナログで構成させようと思っています。

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  2. ご無沙汰しております。今年もよろしくお願いします。
    ローバンド機は是非475kHz版も!と期待しております。VN2002を作ったのは早一昨年の事でした。去年からそれでSOTA移動などやってみています。歩き移動の475kHz運用を意識しての事です。JTかFTなら!?
    VNシリーズは完成度が高くて手を入れるのが難しいので、色々展開を図るのに自前でコンセプトコピー機を作ろうか..と取り組み始めたところです。今バラックで机の上に広がっていて、ようやく受信が出来るか..というところ。果たして使える形まで行き着くか全く心許ないです。hi.

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    1. JN1MSOさん、こちらこそご無沙汰しております。本年もよろしくお願いいたします。
      VN-2002活用いただきましてありがとうございます!もともとVNシリーズはSOTAなどの移動用無線機がコンセプトなので、またこれからもフィールド運用のお供としてかわいがってやってください。
      475kHz用のTRXも135kHz用の回路の転用が出来ると思います。JTなどのFSKデジタルモードは送信プログラムは以前JUMAで組んだものが使えると考えていますが、、受信のデコードが難しいですね。とりあえずPCに任せるということでマルチモードの運用はできるのではないかと。
      MSOさんの成果も期待しております^^

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