2018年12月31日月曜日

2018年を振り返る

もうなんかあっという間に2018年平成最後の大晦日になってしまいました。

そういうわけで2018年のまとめをしようと思います。

まずはハイライト

1.3Dプリンタの導入&大活躍
 VNシリーズオリジナルののエンクロージャを製作したいと以前から考えていましたが手始めに2018年の初めにSnapmakerを入手しました。しかし最初はなかなか手付かずになっていました。ようやく夏の終わりに開梱して組み立て、出力ソフトにおまけでついていたGコードファイルで何もわからないままに初出力。
 なんとなくできたかなーといった感じで、樹脂の素材やら反りの問題など1から試す形でほぼ毎日稼働している状態でした。またCADもFreeCADというフリーウエアの力でケースやつまみなどのパーツ類などはこのソフトでほとんどすべて3Dデータを作り出すことができます。わざわざ紙にスケッチしなくても、いきなりPC上で基本図形の組み合わせで複雑な図形を比較的簡単に作り出せ、またワークベンチというプラグインを導入するとさらに高度な3Dデータを作ることができる私のような素人にとって素晴らしいソフトです。
 そんなこんなで素材の特性やら、積層型のプリンタの特徴など作りながら少しずつ習得していくという日々が続きましたが、ついに念願のVNシリーズのエンクロージャを完成させる事が出来ました。
 また2台目の3DプリンタとしてGeeetech A30を導入、VNシリーズのほかに、Keyer Mini-V2 Revision2用のエンクロージャや巷で大人気のJQ1SRN OM作CW INVADERSのケースも作ってしまいました。

プレーは全くもってへたくそです(汗

 今後頒布するキットなども3Dプリンターで作ったエンクロージャを標準にしたいところですが、なにせ出力にまだ時間がかかる(1セット揃えるまで半日かかる)のでまだお悩み中です。

2.VNシリーズ3バンド揃う
  3出力PLLクロックジェネレータIC Si5351Aの存在を知ってから約3年ほどかけて初めてのオリジナルのトランシーバを作り上げました。その後人柱版キットとしてGoogle+のお仲間さんに配布しフィードバックをいただいたり、JE3QDZ吉村さんやJI3IVL森さんはじめ皆さんの多大な協力を得て、様々な不具合の解消や機能改善、マニュアルの英文化など自分一人では到底到達できないところまで完成度を上げる事が出来、このことを通じて自分もとても勉強になりました。また今年は7MHz版をベースにしてさらに10MHz版のVN-3002、14MHz版のVN-2002とバリエーションも増え、次は別に新たに何かを作りたいと思っています。

3.自主製作キットメイカー(無線版同人ハード)が増えた
 KiCADの普及や個人でプリント基板製作委託が安価にできるようになったことが大きいのではないかと考えていますが、無線界隈でも個人でキットを頒布される方がぽつぽつ増えてきました。今まで自作していても、他者がなかなか再現できない、またはその反対にこれはと思った作品例を見ても自分で再現難しいなどある意味自分流だけで終わってしまうような流れに風穴を開けるというか。大袈裟かもしれませんが、自主製作キットを頒布するという行為は、自分なりに調べて設計し頒布したものがはたして他の人にとってどう映るのか直接感じる事が出来る、また具体的なフィードバックや思いもつかなかったアイディアなど浮かんできたり、とにかく自分や他の人を巻き込んだ技術向上に貢献する行為と実感しているので、そうした方々が増えていることはとても喜ばしいことです。来年はもっとアクティブになるのではと期待しています。

というわけで自作中心のハイライトでした。

次にローライト

1.移動運用のアクティビティががたおちに
 とくに136kHz運用がぐっと減ってしまいました。昨年のローディングコイル破損が効いたのか一時まったく補修する気が起きず放置状態でしたが、3Dプリンターを使ってようやくうまく補修完了し11月の小笠原運用に合わせて千葉県某所に出かけましたが途中目的地直前で路肩崩れで到達できず近くの広い駐車場でアンテナを展開しました。林に囲まれていたのでロケーションは最悪小笠原どころか同時にQRVしていた1局のみかろうじてQSOできたにとどまりました。エレメントも経年変化か金属疲労で数か所で切れてしまうなど散々でした。
 ローディングコイルはちゃんと動作していることは確認できたので暖かくなる前にエレメントのリニューアルなど行おうと思っています。

2.やっぱりSASだった
 無線とは関係ない自分の身体のことですが、前々から就寝中のいびきや呼吸が止まったようになると家人に指摘されていて、なおかつ寝覚めも良くなく日中もいつも眠たいなどの症状が見られたので重い腰を上げて検査に臨みました。
 結果はやはりというか睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome; SAS)しかも結構重症(最低酸素飽和度50%台というのにはさすがに驚いた)だったためCPAP導入しました。
 毎晩マスクを装着して機械に接続するなど結構煩雑ですが、導入してみると寝覚めは良くなるし日中の眠気も改善傾向になるなど効果は明白でした。
 将来内蔵の負担から起こる合併症のことを考えるとCPAPは続けていく所存です。旅行の時の持ち運びがちょっと面倒ですが^^;

 まぁ細かいこと言えばまだいくつかありますが、大きなところではこんな感じでこれにて2018年を締めくくりたいと思います。

皆様におかれましては良いお年をお迎えください。

また来年もひとつこのブログをご贔屓にお願いいたしますm(_ _)m

3 件のコメント:

  1. その節にはご支援をいただきありがとうございました。
    マッチングBOXの試作品は狙い通りに動作したので次は本格的に作成中です。また、受信専用アンテナとプリアンプを考えていますがおすすめがありましたら教えていただけませんか。ところで伝搬状態はこのシーズンはQSBが激しくて?!夕刻に聞いてみても何もモニターに出ません。時期・時間が違うのでしょうか?ブログの話題にもあがりません。
    今年のしめはローバンドCWで終わります。くる年もよろしくお願いします。from ja4goo

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    1. 神達さん、コメントありがとうございます。

      アンテナとプリアンプというのは長波用のということでしょうか?

      受信専用とするならば、PA0RDTmini whipアンテナという受信専用のアクティブアンテナくらいでしょうか。このアンテナは数cm四方のごく小さなアンテナにハイインピーダンスのFET入力をつなげてその後トランジスタのエミッタフォロワーで受信機アンテナ入力インピーダンスの50Ωに合わせるというアンテナで、超長波帯から短波帯まで受信できるものです。ICASさんで扱っておられるようです。

      http://icas.to/lineup/mini-whip.htm

      もちろん自作も可能です。

      それではよいお年をお迎えくださいませ。

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  2. お礼
    1月8日発注しました。ありがとうございました。

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