2014年2月3日月曜日

136kHz事始め

136kHzはじめたい!とは思っても、何をどうすれば良いんだか...

CQ誌は136kHz帯開放初期には特集も多かったけれどここのところあまり関心ないみたいだし。となるとまずネットで探すしかなさそうです。

このバンドを始めるにあたって参考になるサイトは(海外のサイトは除く)、136kHz掲示板とJH1GVY局のまとめサイトの二つでしょう。

もちろん、海外のサイトは情報としてより充実しているし文献もRSGB発行のLF Todayもあるのでそちらもあわせて読むのがいいかもしれないけれども、国内事情など相違点もあるので上記のサイトをブックマークして眺めておくのが良いです。

そうしていくうちにこのバンドをどのように運用するかがおぼろげながら見えてくるのでどんなスタイルで出るかあらかじめ具体的に決めておきましょう。なぜかというと、実際QSOできる体勢になるまでの準備がちょっと大変だからです。何が大変かというと...

1.市販のリグのなかで136kHz帯がまともに運用できるものがない。
2.市販のアンテナというものがまったくない。
3.1エリアの除いて交信相手がほとんどいない。
4.CW以外の通信モード(QRSS,DFCW,OPERA,WSPRなどの狭帯域デジタル通信モード)に馴染みがない。
5.市街地はとくにノイズが酷い

開放5年目にしてもこの現状のように思われます。1に関しては受信機をゼネカバ受信可能なHF帯トランシーバを受信機にして、送信機をサムウェイ社のTX-2200Aでまかなうのが手っ取り早いでしょう。当局はオーストラリアのGenesisRadio G11というSDRトランシーバかフィンランドのJUMA社製のTX-136という送信機キット(現在out of stock...)にFT-857DMを受信機にして運用しています。
2についてはどうしても自分で作らなくてはいけません。受信だけならばアクティブホイップでも良いですが、QSOが目標ならば送信にも使えるアンテナを作りましょう。当局はいろいろと考えた末に傘型の短縮バーチカルが一番現実的と考え、それに向けて準備するようにしました。具体的な製作過程は後々ここで披露します。
3は幸い1エリアに住んでいるので、相手はすぐに見つかりました。数局すばらしいアンテナ設備をお持ちの局がいて、1エリア内だったらどこでも繋がるくらい信号が強いのでちゃんとしたアンテナが設置できれば交信は問題なさそうです。
4について、最初はCWでも100km程度の交信は難しくないですが狭帯域通信はCW可聴レベルを20dB以上も大きく下回る信号でも判別可能で、その結果到達距離も大幅に伸びます。(実際先月3エリアに移動したときにQRSS30(短点30秒のCW信号)モードで400km以上離れたところで受信されていました)なので好んで使われているようです。
 5はHFローバンドもそうですが非常にノイズが強く弱い信号は埋もれてしまって受信できないことがしばしば。ノイズ対策もなかなか難しいのでQSOどころではなくなってしまいそう。

こんな現状を考えるとノイズが少なくてかつ大きなアンテナを展開することが可能な場所に移動して運用する、というスタイルが浮かんできます。JH1GVY局も仰っていましたが、まず移動してQSOするということが一番大事ではないでしょうか。実際そのようにしてQSOが出来ると次のステップに進むことが出来てこのバンドも面白くなってくると思うんです。

自分もまだ駆け出しですが、いろいろ工夫してこのバンド楽しみたいと考えています。

次は、設備(送受信機、アンテナ)に関してちょっと具体的に。

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