2014年8月19日火曜日

TX-136再進化計画とハムフェアの準備

JUMA製135kHz帯CW送信機キットTX-136のFSK対応ファームウエア改造を見直し整理して第一弾が完成しました。

 一口にFSKといってもさまざまなモードがあるため、汎用性を持たせるように外部からのコントロールはDDSのレジスタから引き算する値をシリアル通信経由でダイレクトに入力する形に変更しました。コントロールはPCから操作する場合を想定した場合でも、PCのソフト側でTX-136用の通信コマンドフォーマットに対応させれば、WSPRだろうがJT9だろうがWSQだろうが(笑)

 最小周波数偏移は、20MHz駆動AD9833出力を2分周して目的周波数を得ているので、

 20,000,000 / 2^28 / 2 = 0.037252902984619140625Hz ≒ 0.0373Hz

 と、TCXOの精度1ppm(0.136Hz)よりも小さい値になり十分以上でしょう。これでサムウエイのTX-2200Aオプション2と比肩する(それ以上?)機能が備わったことになります。

 外部コントローラー側も、各モードのプロトコールに見合うシフト量を送信するようにプログラムを修正しました。

 ところで今週末23日(土)、24日(日)に東京ビッグサイトで行われるハムフェア2014全日本長中波倶楽部ブースに実機展示させていただけることになりましたので、具体的な手法についてをそちらで公開します。他にも475.5kHz帯やアクティブアンテナなどの展示もあるそうなのでご興味ありましたらぜひブースまで足を運んでいただけると幸いです。自分もブースでお手伝いさせていただく予定です。

 閑話休題。

 タイトルにTX-136再進化計画とありますが、次の第二弾ファームウエア改造計画を備忘録兼ねて。

 次の目標はTX-136スタンドアロンでQRSS, DFCW, WSPRモード対応です。TX-136のファームウエアをビルドしたときの消費プログラムメモリはおよそ33%とまだまだ余裕があります。QRSSとDFCW対応はとりあえずいけそうです。WSPRはコード変換プロトコールやソースは公開されていますがライセンス上公開されたソースの引用改変ができず、自分で変換プログラムを作って本体のPICに入れ込みたいので前の2モードが完成してから手をつけます。最終的には、GPSユニットからシリアル通信経由で自動送信とグリッドローケータ自動取得できると良いなと妄想しています(笑)

 そんなわけで、今年のハムフェアの資料作りやたまったカード発行準備をこれから^^;

追伸:先月関ハムで頒布したKeyer Mini-V2の基板プログラム済みPICセットのお取りおき分と残り分を持参します。残りは2セットありますがご希望の方いらっしゃいましたらメールでご連絡ください。先着締め切りで、ハムフェア前日までご連絡なかった場合でも一応持っていきますので当日直接お声をかけてください。

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