CentCDRキットのPCBには充電回路とUSBーバッテリー電源切り替え回路のパターンがありますが、デフォルトではバイパスするように組み立てます。
しかしせっかくなのでバッテリーを内蔵させようと、まず薄型のLiPoバッテリーを購入しました。
本体後ろにセットできる程度の大きさでなるべく大容量のものを選びましたが、充電用IC MCP73831の充電電流設定抵抗が15kΩで、この時の充電電流は80mAと小さめなので2000mAhではちょっと大きかったかな^^;
PchMOSFETとTRは手持ちのDMG3415と2SC3325を使い、MCP73831はaitendoから取り寄せ回路図を参照してパーツを実装しました。
バッテリー用のコネクタはPCBの裏に取り付けます。
この状態でバッテリーをつなぐとUSB接続なしで問題なく立ち上がります。
ただし組み立て説明書によると、電源切り替え回路に問題があってバッテリーを繋げた状態でUSBに接続してからUSBを切り離すとバッテリー側のPchMOSFETスイッチがONにならず、電圧降下が生じてしまうということでした。
実際テストすると、バッテリーのみの場合LDO前との電圧差は数十ミリV程度でしたが、USBを接続してから外した時には0.4~0.5V程度の電圧降下が見られました。
USB側のPchMOSFETをダイオードに置き換えるなどの対策法も記載されていました。自分もUSBの電源ラインにダイオードを挿入して、USB側のFETを駆動させるTRのベースからダイオード前に抵抗を挿入してみました。
というわけで、裏のアクリルパネルにLiPoバッテリーを張り付けてすっきりと収まりました。
あとはスピーカーや、バーアンテナ内蔵などまた少しずつ進めていきたいと思います。
VNQさん
返信削除MCP7381は、充電電流を変更することが可能です。 R17を2KΩにすれば500mAで充電できます。詳しくは、https://www.sparkfun.com/datasheets/Prototyping/Batteries/MCP73831T.pdf を参照してください。
Leoさん、コメントありがとうございます。
削除MCP73831の資料もありがとうございます。ご指摘のようにR17の抵抗値を下げて充電電流を上げてみます。LiPoバッテリーは扱ったことがなかったので、勉強になりました。ほかの機器にも応用してみたいと思います。