以前作ったものは136kHzで使用する12m傘型をそのまま流用できるようにインダクタンスを少なめにしたもので、10m以内の垂直型には少々足りません。またさらに50W出力のTX-500ではEIRP1W以下という制限によってアンテナの長さを7m程度に抑えなくてはなりません。(コイル抵抗と接地抵抗で如何様にも変わりますが)
追加コイルを作ってつなぐのでも良かったのですが、せっかくなので改めて新たに作ってみました。
VU150の継ぎ手は結構重くてしっかりしています |
シャフトを通してサブコイルボビンの回転具合をチェック |
ボビンの加工が済んだらそれぞれに線材を巻きつけてコイルを巻いていきます。今回はリッツ線は使用せず1mm径のPEWをメインコイルに100回巻き(90回の位置にタップを置いてあります)、サブコイルは52回巻きしました。インダクタンスは1300μHから2230μH程度と2400μHに少し足りなかったので、メインコイル巻き足しが必要かもしれませんがこれで7m~10m程度の垂直アンテナ用のローディングコイルになりました。(推定Q200)
...ん?なんか横っちょに変なものが付いてますが(笑)
実はこれ、4作目にして初の遠隔調整用機構を組み込んだローディングコイルなのです!!
といてもただ単にシャフトにホビー用のサーボモーターつけただけですが...
秋月で売っていた台湾製のサーボモーター軸をバリオメーターのシャフトに直接つないで、PICで発生させたPWM信号をサーボモーターに送って角度調整をしています。このPICに何らかの方法で(シリアル通信あたり)角度命令を送り遠隔操作を可能にしようと目論んでいます。
PIC16F1827でPWMを生成してサーボモーターを制御してチューニングをとる |
それから、JUMAフォーラムに投稿した最新のTX-136/500用ファームウエアとマニュアル(英語)ですがこちらからも一応DL可能にしておきました。(ソースファイルは同梱していません)
ご無沙汰しております
返信削除良く動いてますね~可変インダクタは90度くらい回転すれば良いので位置決めサーボは
適しているんですね。 いいですね~ Robiの腕みたいです!!
私の可変コイルは90度くらいしか動かない、クランク機構にしてモーターを離して付けました。
別件ですが Ultimate3Sが完成したので136KHzで免許申請しました。
JA7CDWさん、お久しぶりです。コメントありがとうございます。
削除ホビー用のサーボモーターは思ったより小型でトルクも十分ありますね。電源を切るとその位置で固定されるのも都合が良いです。ラダーチェーンでモーターの位置をコイルの下にしようとしましたが、多少影響あっても直接駆動が確実かなと思い直接シャフトに接続しました。
CDWさんのサイト先ほど拝見いたしました。OCXO化とはすばらしいですね。Ultimate3は(Sでない中華DDSをつかった初期型)私も以前組み立てましたが、136kHzではQRHが目立つためいまのところお蔵入りになっています^^;それにしてもUltimate3の開発者はアグレッシブですね。
免許が下りましたらぜひ波出してください。受信にチャレンジしたいと思います。