2016年7月5日火曜日

7MHz QRP(p) CW TRXの送信信号測定

7MHzQRP(p) CWトランシーバ試作2号機組み立てもそろそろ大詰めの段階まで来ました。

秋月ユニバーサル基板Bタイプ用の透明アクリル板2枚でトランシーバ本体の表裏に取り付け、サイドを2mm厚の透明アクリル板を切って穴あけして半分ほど貼り付け、あと残り版分の加工取り付けをしようという段階です。

アクリル板で囲ってそれらしくなってきました
スピーカーも内蔵させようと薄型高出力のユニットを探しましたがなかなかこれといったものがありません。
aitendoで購入した8Ω1.5Wの厚さ4mm程度の小型ユニットを内蔵させてみましたがいかんせん薄型のためなのか音が小さめで、ボリウムを上げると音割れしてしまってあまりよろしくありません。アクリルで囲ってやると多少ましになりそうですが、半分お飾りな様なものですね^^;もう少し口径が大きくて耐圧の高いユニットを裏あたりにつけたほうが良いかもしれません。

つづいてほぼまとまったところで気になる送信時のスプリアス測定を行いました。

BNCアンテナ端子に40dBのアッテネータをつなげてAPB-3にのINPUTに接続し、スペアナモードで観測しました。

13.5V安定化電源接続時の最大出力3Wで測定

最小出力0.5W時 第2次高調波はノイズレベルまで低下
というわけで、測定周波数域ではいずれも新スプリアス基準の50μWを下回っておりました。ただ、普通のユニバーサル基板にLPFもろもろ詰め込んだためか、偶数次、奇数次とも高次高調波の抑制が やや甘いかもしれません(測定系の影響もあるかと思われますが)。

続いて信号周辺をスキャンしてみると...

送信信号周辺 信号周囲100Hz毎に小さな柱が

BFO(4MHz)信号周辺も同様に100Hz毎の小さい柱が見えます

信号周辺100Hzごとに小さなスプリアスが並んでいます。以前Si5351A単体で測定したときのようにハム混入など電源の問題かもしれませんが、 いずれも元信号レベルより70~80dB低いためそのままとしています。

というわけでAPB-3による測定ですが、ユニバーサル基板の状態でも新スプリアス基準内に収まっていると判断して変更申請に入ります。

あと受信感度ですが、簡易SG出力可能なminiVNAproBTにアッテネータを繋だもので、最小-120dBmの信号まで聞き分けられる程度でした。

今回完成した試作機2号は今度第21回関西ハムフェスティバルの自作名人激集合で展示予定としました。他の方の作品を拝見したりして改良点とか何かヒントが見つかるといいなぁと考えています。

2 件のコメント:

  1. こんにちは。

    いよいよ完成ですね。第二高調波がかなり低いのに興味津々です。

    100Hzの「角」は、飛び込みではないでしょうか。スケルトン故の部分かも知れません。

    受信側の諸特性の測定も是非お願いします。

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    1. どよよんさん、こんにちは。コメントありがとうございます。

      もとの信号が矩形波なので偶数次高調波のレベルが比較的低く、かつベタグラウンドの無いユニバーサル基板で組んでいるため高次高調波域のLPFのキレが甘いからなのかもしれません。 >第二高調波がかなり低い

      100Hzの「角」についてはちゃんと基板を起こして組み立ててみて再評価したいと思います。

      受信部の測定もおいおいと。

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