そこで、Si5351Aの周波数設定を1~36MHzまで可能したプログラムを組み込んだファームウエアを使い局発周波数を11MHz台と高い周波数に変更し、それに伴い局発出力側のLPF定数を変更しました。
結果は上々で、CWバンド内の受信スプリアスは7.000MHz付近を含め聞こえなくなりました。(バンド外ではいくつか聞こえますが、ぐっと減りました)
そのほかAF出力とサイドトーン出力を直接ミックスせずPAM8012の差動入力に各々独立して接続することで、2つのAF出力の相互干渉(ボリウムを最大近くに上げるとサイドトーン出力のLPFがAF出力に影響する)をなくしました。これはLM386にも使えそうですね。
というわけで現在も色々と少しずつ手直しをしておりますが、なんとなくモノバンドのままではもったいないというかちょっと色気を出して10MHzバンドにも対応できないかと思い始めました。
ハードウエアの改造はちょっと大変なのでまずはファームウエア対応を考えてみました。
対応といってもプログラム内の目的周波数変数(TX_freq)に10MHz台を代入するだけなのですが(笑)、とりあえず表示関係を調整してこんな感じになりました。
10MHz台になると桁が溢れてしまうのでMHzのドットがなくなります |
また、もともとスペアナで観察した7MHzでの送信波2次高調波のレベルが幸いにもかなり抑えられており、LPFの遮断周波数を11MHzあたりに設定して再設計すればLPFは共通にしてもいけるかもしれません。
受信部も同調コイルを7~10MHzのやや広範囲なBPFに変更することにより切り替えなしで済むような構成を考えてみたいと思います。
運用目指して変更申請中ですが、JARDの保証認定が無事おりて現在電子申請Liteで申請しステータスが申請中になりました。週明けくらいには審査終了し、晴れて自作機QSOデビューしたいと思っています。
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