2018年1月12日金曜日

2018年最初の横浜電子工作連絡会ミーティング@野毛

毎月第1土曜日に横浜野毛で開催される横浜電子工作連絡会ミーティングの今年最初の会に出席しました。

昨年末工作王をいただきトロフィーとメダルを預かったので、今回会場に到着し、まずはトロフィーとメダルを返還しました。

画像はありませんがその月の工作王となった場合、工作タイトルとコールサインを帯にマジックペンで書いてトロフィーの取っ手にくくりつけます。

ツインテールのように見えるトロフィーにくくりつけられたおびただしい数の帯が歴史を感じさせます。

でもって私の工作王のタイトルは、もちろん赤鬼青鬼で決まりです(なんのことやら・・・笑)

しかし誰も気がつかなかったようでしたが・・・(泣)

それはさておき、年初から参加各局の出し物に興味津々で拝見しました。その中で気になったモノをいくつかピックアップしてみます。


JQ1SRN局は、VNシリーズの受信回路から独自にパターンを起こしてFUSION PCBに基板発注して実装されました。RCはリードパーツを使用しながらも小さいサイズにきっちり納まっていました。でもって、基板の傍にある小さなスタンドはUSB接続のライト付マイクロスコープで、PCのディスプレー上に綺麗に拡大画像が映し出されていました。
実装作業は肉眼のほうがやりやすいですが、基板のブリッジや装着不良のチェックには非常に便利で有用だと感じました。 本体はペン型で場所もとらないので非常にスマート。これは欲しいと思いました。


これは同じくJQ1SRN局の作品で通称『デカテン』という28MHzのFMハンディ機です。通称どおり本当にデカイんですが、ちゃんと手に持って運用できるサイズになっています。また、ロッドアンテナを装備しLCD画面も大きくバンドスコープも実装されているという、多機能であり完成度も高いです。これの7MHz版を製作開始されたということで、完成が楽しみです。


次はJA1VRL局の作品です。

5.7GHz帯用のBPFとおそらく1.2GHzから持ち上げるための局発用のBPFです。ベースのキャビティは真鍮板をカットして組み立てられています。中のエレメントは銅パイプでしょうか。調整用ビスには3mmネジ、ナットを使用していると思われます。

これを拝見していると、自分もだいぶ前に1.2GHzのトランスバーターを作ったときの事を思い出しました。モービルハム誌を参考にしたと記憶していますが、キャビティは薄い銅板をハサミで切って組み立てました。それらを使ったトランスバーターで数局でしたがQSOできてうれしかったです。もしGHz帯測定も可能なスペアナが手に入ったらマイクロ波の自作もまたやってみたいものですね。

とにかく小さなキャビティですが、綺麗に製作されています。


これは5.6GHzのトランスバーターですね。残念ながらトランスバーター本体の内部は見ることはできませんでした。


次に、あのCRK-10やKN-Q7キットなどを国内頒布されているJL1KRA局から。

これ、ミズホのSB-21という1Wの21MHz QRP SSB/CWトランシーバーの完動品です。状態は非常に綺麗で受信感度も現在のリグと遜色はなく、スプリアス基準がクリアできれば現役で運用できそうです。これが出た当時私はまだ中学生くらいだったでしょうか、とても欲しかったのですが小遣いではなかなか買えない値段でした。ピコシリーズも良いのですが、このSB-21やSB-2Xという2mのリグのデザインがすごく格好良くて、欲しくてたまりませんでした(結局手が届きませんでした・・・)。

リグの性能は日進月歩で、小型オールマイティなFT-817が6,7万円で手に入るご時勢ですがいまだにこのミズホのリグは魅力が薄れませんね。

懐かしい気分に浸れたところで、最後に参加者に配られた小袋に入ったキットをご紹介します。


これ、なんとJL1KRA中島OMお手製の超ミニ電鍵キットです。(非売品です念のため)

石川町にあるエジソンプラザ内のシンコー電機にあるNOS(New Old Stock) 部品を使用した、簡単なのに立派な縦ぶれ電鍵キットになっています。


マニュアルも良くできていて、シンコー電機のおばちゃんの写真も掲載されていて楽しいです。部品もスイッチの部分の固定用テープや台座の穴も開いていてキットとして作りこまれており、とても勉強になります。



完成スナップです。

どーですか、立派な縦ぶれ電鍵ですよね!台座の裏にマジックテープを貼って机か無線機のボディーに固定できれば、実用的に使えます。VNシリーズのお供にぴったりかも(笑)

というわけで、参加各局どうもありがとうございました。

こういったミーティング実際に参加すると楽しいし、刺激になるので自作派のみなさん一度参加してみてはいかがでしょうか。

2 件のコメント:

  1. 私も同じマイクロスコープを持っていますが、とても便利です。
    これがiPadとかAndroidスマホでも使えると良いのですけど。

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    1. 週末アキバに出向いてマイクロスコープ探してみようと思います。スマホ用のマイクロスコープもあるみたいですね。記事にも書きましたが基板実装後のチェックに重宝しそうです。

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