PICを使ったキーヤーのプログラムも大詰めになったところで、プリント基板の設計・発注を試みました。
プリント基板は昔から感光基板を使ったりインスタントレタリングなどで直接パターンを作って自作したりしていましたが、ここ最近は海外や国内でも小ロットの基板製作を請け負ってくれるところが出てきて前々から気になっていました。
片面の簡単なパターン基板なら自作でも十分ですが(穴開けは面倒ですが^^;;)、両面基板になると表裏で正確にパターンの位置を合わせることがとても難しくなってしまいます。しかもレジストやシルク印刷もともなると個人ではもはや手が出せません。
基板製作する海外の業者はいくつかあってコストも安いのですが、なにぶん初めてなのでとりあえず最初は国内で初期費用がかからないというところにお願いしてみました。
いざ発注そのまえにデータを作るところからはじめなくてはいけません。設計にはCADが必要で以前からPCBEというフリーの基板レイアウト作成ソフトがあることはわかっていましたが、なんとなくとっつきにくい印象があっていままで使ったことがありませんでした。
しかし今回比較的簡単な回路で一度作ってみようと一念発起してPCBEをインストールしてネット情報など参考に設計してみました。
確かにクセがありますが、慣れてしまえば実はわかりやすいCADソフトなのでした。部品ライブラリは必要最小限ではあるものの、部品の寸法図さえあれば、もしくは実部品を実測して描画すれば簡単に部品として登録できるので、後々楽になっていきます。
回路図とは連動していませんが、睨めっこしながらレイヤーごとの編集もやってみれば簡単で、なんで今まで使わなかったのだろうと^^;やはり何事もやってみるということは大事ですね。
レイヤーは部品面のパターン、半田面(裏側)のパターン、部品面のレジスト、半田面のレジスト、部品面のシルク印刷、半田面のシルク印刷、孔位置、外形、が基本で作成は外形を描画し使う部品をすべて配置した後で配線パターンを描いてグラウンドベタ塗りするという流れがわかりやすいです。配線のチェックが済んだらガーバーデータという形式で出力して業者にオンラインでデータを送り数日すると完成基板が送られてくるという感じですね。
今回は初めてなので、どうなるのかが楽しみでもあり不安でもあり(笑)
下は回路図とPCBEで描いたパターンです。
一応評価用ということで回り込み対策などはいちいち施していませんが、QRP用なら問題ないでしょう。
何枚か頼んだので出来上がってきて実際組んでみて問題ないようならどこかで基板頒布しちゃおかなと企んでおります(笑)
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