先日の22日(日)四街道市文化センターで千葉ハムの集い2015が開催されました。今月1日の関西ハムシンポジウムと同様大盛況でした。
そんな中告知どおり四街道アマチュア無線クラブ様のご厚意でKeyer Mini-V2キットとパドルピース頒布スペースをいただきました。TNX YAMC and KAZU san!
|
Basicomm製タッチパドル・プロトタイプもさりげなく(笑) |
お立ち寄りいただきました皆様、またキットとパドルピースをご購入いただきました各局ありがとうございました。お隣のJP1QYO猫崎さんのハンドマイクと『薄い本』も売れておりました。私もDSBトランシーバ製作記の薄い本を買わせていただきました。
キットも無事捌けたところで、2階会議室の展示コーナーで全日本長中波倶楽部の7L1RLL若鳥さんのスペースに立ち寄らせていただきました。
なんといっても圧巻なのは、SOS送信機を改造した475.5kHz帯用送信機です。
|
何枚か撮ったつもりがこれしかありませんでした(汗) |
右が本体ですが、大きな筐体の中はゆったり作られていて、左のローディングコイルと同じようなバリオメーターつきの大型空芯コイルが内蔵されていました。さすがは業務用、写真では見えませんが、メインコイルもバリオメーター用サブコイルともに太いリッツ線を綺麗に2層ピラミッド巻き(バンク巻き)されていてほれぼれします(笑)展示では内蔵コイルはスキップして表の左にある手製ローディングコイル(このコイルも綺麗に巻いてあります)と擬似負荷(アンテナ容量に相当する高耐圧キャパシタに接地抵抗に相当する抵抗器(20Ω位だったと思います)をシリーズに接続して、ローディングコイルで同調をとります。
その横には普通のラジオで受信または高調波による中波帯の受信障害の有無をチェックということでした。少し若鳥さんとお話しする時間があって、書類審査から臨局検査についていろいろとヒントを戴くことができました。
昼食を済ませスペースに戻ると、昨年オール千葉コンテストで勝浦市に一緒に移動した旧ローカルJM1DPL局が表彰式出席のため会場に到着したので時間まで無線話で盛り上がりました。
表彰式、抽選会が無事(?)済んだところで前回と同じく有志で例のインド料理屋さんに向かいました。
|
いつも万席順番待ち外にスパイシーな香りが漂ってきます |
|
溢れんばかりに並べられたカレーとナン |
一年ぶりに訪れましたが、やっぱりここのカレーは一番美味しいです。
というわけで、個人的にはとても充実したイベントでした。次回も参加するつもりですが、こんどこそ135kHz部門で賞状もらいたいなぁ...
閑話休題。
とある日JA5FP間OMからブログへのコメントとメールで、WsprryPiというRaspberryPiをつかったWSPRビーコン送信機をご紹介いただきました。検索すると、RaspberryPiのGPIOヘッダからLPFを通してアンテナに繋がっている画像がちらほら。なんとDDSなどの専用発振器を一切使わずにRaspberryPi単独でWSPRビーコンの電波を直接発生させているようです。しかも135kHzから144MHzまで出力可能という。
非常に興味がわいてきたので、ためしに手持ちのRaspberryPiをつかってとりあえずやってみようと、インストールしました。
|
キーボード、マウス、Ethernetケーブル、HDMIケーブルを接続して準備 |
導入手順どおり進めコマンドラインからWsprryPiソフトを起動させいくつかのバンドでテストしました。
|
コマンド入力するとNTP時刻同期し正確なタイミングで自動送信開始する |
受信はFT850で、音声出力をPCのマイク入力に接続しWSPRプログラムを起動、いくつかのバンドでデコードできるかどうか確認しました。
475.5kHz帯、7MHz帯、14MHz帯でそれぞれデコード結果が確認されました。ただ
28MHz帯ではトーンが聞こえましたがデコードできませんでした。高い周波数ですと周波数安定度の問題があるのかもしれません。矩形波出力なので136kHzや475.5kHz帯ならばそのままMOSFETドライバに入力してMOSFETで増幅という方法が良さそうです。
ともあれRaspberyPiだけでWSPRビーコンが構築できました。
出力レベルやスプリアスなどは後日ゆっくり検証することにしました。