2本のタワーにある程度の高さでロープを渡し中央からエレメントを垂らしてちょうど地面から7メートルの高さまで張ります。そのすぐそばにアース棒を2本直結で打ち込み、横にマッチングセクションを入れた屋外用の収納ボックスを置き、同軸とバリオメーター制御線を引きます。(制御部は作成中)
2本のタワーの間にエレメントが来ています。お互い2メートルは離れていますが当然影響は避けられません。ローディングコイルとインピーダンス変換トランスをエレメントとアースに仮接続してアンテナアナライザで計測すると、最初共振点が300kHz台と非常に低く、最小インダクタンス(1.9mH)でも410kHzまでしか上がりません。やはりタワーの浮遊容量が効いているようです。現場でローディングコイルを解きちょうど475kHzに共振しましたが、LCRメーターで計測するとインダクタンスは1.6mHでした。
475kHzでの共振容量は70pFと計算され、7メートルのアンテナ容量42pFを差し引くと28pFほどの浮遊容量となります(アンテナ近くで測定したので人体の影響もありますが)。予測はしていましたが、設置場所の環境や耐候性を考えるとある程度は仕方がありません。
VSWR1.5以内は約3kHz |
あとはマッチングボックスの中身を完成させてそろそろ試験電波を出してみたいところです。
ありがとうございます。この場をお借りしてお礼申し上げます。
ロケーションの好い山頂アンテナファームですね。
返信削除マストから離れた片隅から7m立ち上げて、マスト近くまで水平部を伸展した逆Lアンテナだと
良い特性が出そうですね。
星野さん、コメントありがとうございます。
削除タワーの存在は垂直系にとってやはり影響が大きいようです。仰るように逆Lでしたら影響少なく出来そうです。またいろいろと試せれば良いかなと思っています。
FBな環境とそして、すばらしいデータですね。
返信削除アース抵抗は、10Ω以下ではないでしょうか。
総務省の値と同じかも。EIRPも想定できますね。
おめでとうございます。
齊藤さん、コメントありがとうございます。
削除事前にバリコンで測定したコイル抵抗の結果とはいい意味で異なっていました。大体20~30Ωあたりなのかもしれません。とりあえず目標としたアンテナ入力抵抗50Ωはなんとか切れたのでホッとしています。次は試験電波発射ですね。
参考までにですが、
返信削除アンテナエレメントとアースの間にLCR計を入れて、Cを測ってみて下さい。
計算値の70pFより、わずかですが大きくなるはずです。
これが環境によるCの増大です。
また、この測定中にエレメントを手で握ると、人体の影響を確認することが出来ます。
これも意外に小さいと思います。
手持ちの測定器を使っていろいろな面から測定することは大事ですね。
削除次回訪れるときにLCRメーター持参してみようと思います。