2015年5月18日月曜日

富士市(JCC1813)136kHz移動運用

昨日宮ヶ瀬の公開運用展示にあわせて、富士市(JCC1813)の富士川河口付近に移動運用しました。天候も穏やかで移動運用日和でした。

設営完了したのが11時過ぎになりました。あたりは下の写真のごとく立ち木もなく広々としていましたが、予想通り地面は砂地で条件が良いとは言えず、アンテナ入力抵抗は100Ω程度で接地抵抗はおよそ80から90Ωと高い状態でした。川のそばまで移動したり近くの運動公園のアスファルトで舗装された駐車場で展開できたらもう少し違っていたかもしれません。
傘エレメントの張り方を変え、ポールはほぼまっすぐで安定するようになりました。
垂直エレメントも多少張力をつけて安定させた方が良さそうです。次回の課題。
受信は申し分ありませんが、専用の受信機をそろそろ...
FT-857はなぜかこの周波数帯では内部ノイズが高く、せっかく受信した信号が埋もれてしまうためTX-136のプリアンプは常に20dBに設定しています。今回は外部ノイズが少なく受信コンバータを使わずに直接受信+プリアンプで十分OKです。
早速136.5kHzをワッチしてみると、宮ヶ瀬のJH1YMC/1のCQがS7で受信できました。最大出力で何度もコールしましたが残念ながらコールバックはありませんでした。
今回CWではJH3XCU/1、JN1MSO、JA1CGM、JA1CNM、JA1NQI局とQSOできましたがいずれもこちらの信号のSが低く、こちらの要因としてやはり接地抵抗の高さが一番の問題だったのかもしれません。

CWのほかにはDFCWとWSPR2モードで各々送信しました。

YMCのIDの後半上にQRHしています。何があったのか?
上は自宅で立ち上げておいたArgoグラバのレビューの一部です。

左3分の1はJH1YMC/1のIDですが、途中から0.5Hzほど上で自分のIDが受信されています。現地でグラバを確認し2回目は2Hz上にQSYしました。

YMC局のIDの後半から上のほうに緩やかにQRHを起こしておりましたがあとで掲示板を見るとオーバーヒート?で送信機がダウンしてしまったそうです。現地はこの時期にしてはかなり暑かったのでしょうか。

他局からもDFCWのキャプチャをいただきましたが明瞭に受信されており、CWとの違いを見せ付けられました。

WSPRでは自前の改造ファームウエアとGPS増設のおかげで時計やGLを気にすることなく送信し各局からSPOTいただきました。出力最大設定でSNRがマイナス一桁程度だったので最小出力にしてみましたが、ちゃんとデコードされたようです。

Grid思いっきり間違えています^^;
現地にWindowマシンを持ち込んでWSPR-Xを立ち上げておいたのですが、GLの設定を自宅のにしたままで、SPOTされたGLが間違ってしまいました。途中から気が付いて移動先のPM95hcに変更して再立ち上げしましたが、WSPRnet上では変更が効かずでした。一度情報をアップロードしてしまうと途中変更はしばらく効かなくなってしまうのでしょうか、謎です。やはり6桁GL拡張送信に対応したほうが良いかもしれませんね。

自宅のWSPR-XのUpload Spotsチェックボックスは外していたのですが...
自宅では、IC7200Mに少々低めに設置したmini-whipアンテナで受信しました。最大出力ではSNR-20dB以下で何とかデコードされましたが、最小出力送信は残念ながらデコードにはいたっておりませんでした。

そんなわけで、3時前に撤収し10数キロ離れた温泉施設で湯に浸かりゆっくり帰宅しました。

新しいローディングコイルのおかげかわかりませんが、接地抵抗が高い状況でもなんとかCWで5Qできたのでホッとしました。やはり接地抵抗が低めで開けている移動場所をもう少し吟味する必要があります。いままでの移動場所の状況を思い出してみると、やや小高い場所で立ち木がなく、下地がアスファルトなどの舗装された展望台の駐車場、海辺に近く海にアースが投げ込めそうな場所が良さそうです。次回はこの条件を含め移動場所を検討としたいです。

最後におわびと反省点を...

 実はすでに朝9時過ぎ現地に到着していましたが、移動の見学にいらしていた方の車が砂地でスタックしてしまい1時間ほど脱出に悪戦苦闘していました。最終的には通りがかりの方の4WD車で牽引して無事脱出できましたが最初砂地に入り過ぎないよう注意すべきでした。
手助けしていただいた皆様お手を煩わせてしまい申し訳ありませんでした。本当にありがとうございました。

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