WSQはMFSKモードですがトーンの階調が33もあるのでTX-136ではおそらく現時点では直接的に変調がかけられません(JT9の9階調なら何とかなりそうですが、33階調ともなるとDDSの周波数切り替えステップ幅とWSQのシフト幅との誤差が無視できなくなってしまうと考えます)。
というわけでまずは2つのPCにソフトをインストール、送信をスピーカーでトーンを鳴らして、受信をマイクで拾うようにしてプチデモンストレーションしてみました。
デスクトップPCからノートPCへ送信中 なかなか面白い
ある程度音を絞ってもほとんどデコードできています。占有帯域幅も100Hz以内になるので136kHz帯や1.9MHz帯での運用は可能です。
もし実際に136kHzで試してみるとしたら久々にGenesisRadio G11の出番となりますが、ピークで8Wしか出ないのでいささか心許ないです。3エリアに移動するとしたら一応持参することにしようかなと思っていますが果たして1エリアまで届くのでしょうか...
QSO可能なデジタルモードはほかにJT9やJASONなどがありますが、いまのところWSQよりもJT9あたりがこのバンドのデジタルQSOモードとして適切ではないのかと個人的には思います。時間や送出内容の制限はあるものの、QSOに必要十分な情報を比較的短い時間で送れますし、自由度が高くても結局やり取りする内容が同じならば占有帯域が狭いほうが混信回避という面で有利なのではないかと思います。
しかし、これを使って136kHz帯でラグチューするのもまたそれはそれで面白いかもしれません。(笑)
念のためDDSを使った直接FSKで実現しようとするとどうなのかと、脳内で検討してみました。WSQは33階調1ステップあたり1.953125Hzシフトということですが、これは1000/2^9 (=512)Hzですので、AD9834を採用する場合基準発振を32.768MHzにして周波数レジスタを2^4(=16)ずつシフトするようにプログラムを書けば可能です。
WSQがメインストリームになりそうなら検討してみたいところですが、基準発信器が32.768MHzだとTCXOは特注になりそうです。
まだ20MHzのが残っているというに^^;
まだ20MHzのが残っているというに^^;
こんにちは。
返信削除私のはAD9833@25MHz、後ろで1/2分周しているので、分解能は0.046Hzくらいです。確かにfズレは気になりますね。でも、もしかしたらこういうのはデコード側に妙味があって、送信側や伝搬の問題を吸収してくれるのではと勝手に期待して、ダメ元でやってみようと思っています。でもそう思っているだけで何もしていません。各局の手の早さには驚くばかりです。hi.
JTもDDSコマンドインタフェースがあるのでしょうか? ラグチューとまでは言わなくても交信のチャンスを拡げたいと思っています。
MSOさんへ
削除おはようございます。
WSQは早速modefy版が出ましたね。デコード枠もwaterfall画面上で移動できたり使い勝手が良くなっているようです。
TX-136もクロックは20MHzを2分周していて分解能は約0.037253Hzです。ステップが比較的細かいので1.953125Hz毎に近づくことは可能かもしれませんし、仰るようにデコード側の冗長性に(もしあれば)期待できるかもしれませんね。こちらもチャレンジすべきでしょうか。早速表計算ソフトで検討をば(笑)
JT系もソースコードが公開されていると思ったので、直接かまたはTX-136用にシリアル通信介してDDSを制御できないものか探っていこうかな...とても時間かかりそうです^^;
QRSS系では交信に1時間以上費やしてしまうので、移動運用ではCW除いてもっと短くQSOできるデジタルモードは必要だと感じています。