その前に、前の投稿にも書きましたがインピーダンス変換トランスがいまひとつだったので移動前に作り直そうと決心しました。
改良前 FT-240-43に0.8UEWで巻いたトランス jx成分が高い |
で、斎藤OMと広瀬OMからいただいたコメントを参考にしながら考察した結果、とりあえずまずは同じFT-240-43コアにして線材を変えてみることにしました。#77コアへの変更も考えましたが、μsが高くなると磁気飽和しやすくなるようなのでもとの#43コアで作ってみることにしました。2枚重ねはケースに入らなくなってしまうので、後日別のケースを用意して新たに作りこむことにしました。
1.25テフロン線5mまるまる使い切りました 手が痛い(笑) |
巻き始め終わりにプラスチックタイをかけて解け防止とし、あらかじめ設定したタップ位置をマーキングしてテフロン被覆をマイクロナイフ(デザインナイフよりも細身のナイフでDIY店に置いてあります)で一部除去し、芯線を露出させてタップ出しをします。テフロンなので耐熱は問題なく直に半田付けしました。
改良後 jxも少なくRもぴったり50Ω(^-^)/ |
測定の様子 |
アンテナ入力は同調点で62Ω,1.5<VSWR幅は約500Hz弱と良好 |
1:1変換後 135.7kHz付近の小さな乱れはJP1ODJ局のCWビーコンによるもの |
運用中は風も少ないことも大きかったですが、QRSS波を20~30Wで流し続けてもトラブルなく、VSWRは高くても1.5前後、CWではフルパワー(このときは42Wでした)で運用続けてもVSWRの暴れはなく非常に安定しておりました。
やっぱり作るときはちゃんと作らないといかんよね...反省。
CWでは宮ヶ瀬のフィールドミーティングで公開運用されていたJH1YMC/1局のほかに会場近くで運用されたJA1HQG/1局、JA1CNM局3局と交信できました。各局ありがとうございました。また、JP1ODJ局の135.701kHzの200WCWビーコンもプリアンプなしでS8振るほど強力に受信できました。
さらに137.774kHzでQRSS20送信中にWSPR受信を試みました。
最初にJN1MSO局デコード SNR -11dBと強力 |
つぎつぎ各局のWSPR2信号が受信できました |
JH1GVY局のSNRは-26~-29dBと限界に近いところでしたが、しっかりデコードされておりました。サイトを拝見するといつも室内ループアンテナで送信実験をされているとのことでしたが、今回も室内送信だったのでしょうか。27dBmということは0.5Wですよね。興味のあるところです。
ひととおりやりたいことが済んだので、昼過ぎに撤収して1時過ぎ移動場所を離れて宮ヶ瀬に向かいました。道を間違えたりして遠回りになったためちょうど3時を過ぎたところで現着しました。残念ながらすでに撤収作業中だったため、近くの蕎麦屋さんで遅めの昼食をとってゆっくり帰宅しました。
撤収中の様子 あと1時間早く来れたら^^; |
おわり。
おまけ(笑)この時期の紫外線の強さをナメてました。ごめんなさい。
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JH1GVYさんのサイトに当日の送信状況が記されておりました。室内ループアンテナに改造TX-136 10W出力で、出力値についてはEIRPが低いためあえて設定可能最小値ということで27dBmにされたとのことでした。しかし、EIRP 0.1mWといういわばQRPpでこれだけ届くというのはデジタルモード恐るべしです。それを考えるとQRSS30モードも3エリア(西宮市)から1エリアまで信号が捕捉されているので、今度3エリアを訪れる際(関西ハムフェスティバルあたりでしょうか)にはQRSSモードによる交信にぜひチャレンジしたいですね。
当局のWSPRが伊東市まで届いているようでありがとうございます。
返信削除JH1GYEさん、こんばんは。
削除コメントありがとうございます。
今回の移動は熱海市でした。伊豆市の海岸沿いにも移動できそうなスポットがあるので、機会があったら移動企画します。
また、この日はWSPRが一番賑やかでした。当局も現送信機でWSPR送信改造は済ませてありますが、変更申請が通り次第出てみようと思っております。
熱海市ですね。書いてから気づきました。こちらも今年は移動すると宣言したので準備しています。CWはオペレーションがつらいのでDDS-WSPRで行きます。ポールでも注文しなければ・・・。
削除御作であります中華DDSにPIC制御の自作送信機、掲示板で拝見しております。移動運用が叶いましたらぜひ交信お願いします。CW交信が難しくてもQRSS10くらいなら局発がTCXOでなくても交信は可能だと思います。
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