2014年5月13日火曜日

0エリア移動してました

GW直後で空いているであろうの土日に0エリアの某場所に移動しました。

天候も非常に穏やかで移動日和な週末でした。朝一番にいつもの12m傘型2条にアースマット(90x60cm) 10枚地面直置きとしました。アンテナ入力抵抗は200Ωとなり、マッチングトランスにて同調周波数でVSWRは1.4でした。

立ち木から離れたところになかなか立てられません
ブルーシート挟んでも入力抵抗は変わらず やはり立ち木の影響が大きいのかも
 写真のとおり周りに立ち木が立ちはだかっていて遠ざけることはできませんでした。せいぜい約2,3メートルくらいしか離すことができません。JH1GVYさんの独り言で立ち木の影響について検証された記事が載せてられておりましたが、立ち木の影響は深刻そうでアンテナ入力では立ち木なしに比べて最大5倍ほどの上昇、アンテナ利得も8dB程度低下し送信機の出力も下がるということでこれほどまで下がるとは驚きです。しかし、その状況の中137.775kHzでTX-136のMAXモードでかろうじて35W程度、VSWR1.9でとりあえずQRSS30でID送信しました。四街道市のJA5FP局のグラバーと東京葛飾区のグラバーに信号捕捉されました。

しかし問題は受信です。

 あらためて周りを見渡すと、立ち木のほかに電灯線が四方に張り巡らされていたためなのか外来ノイズが思いのほか酷くてこれでは都市部とほとんど変わらないレベルです。かろうじてJP1ODJ局の135.8kHz CWビーコンは受信できましたが、USBモードの2~3kHz帯域ではプリアンプを切ってもノイズでS9+と厳しい状況でした。

136.5kHzのCWでCQを出しても応答はなくこちらのQRSSをM~Oで受信していたJH3XCU/1局のQRSS30もArgoには写ってくれませんでした。

グラバーに写っただけでもよしとし、その後のQRPスプリントコンテストに40mCWで出て30QSOにて今回は撤収しました。

残念ながら今回JH3XCU/1局のQRSSは受信できませんでした

で、もうひとつ気になることが。インピーダンス変換トランスですが、VSWR2前後でQRSSで連続送信していると、あるとき突然VSWRが急上昇して送信が中断してしまいました。トランスに使っているフェライトトロイダルコアFT-240-43を触れるとかなり熱くなっていました。コアが冷めるのをまちながら同調を取り直してVSWR1.5に下げたところなんとか最後まで送信することができました。

同調取り直しを怠らないことは大事ですが、過去に南房総市の移動でアンテナ入力が50Ωの時1:1で接続しても送信途中でトランスのコアが発熱してVSWRが急上昇したため、トランスをはずして直接給電でしのいだを思い出しました。トランスの線材の巻き数は他所を参考にしましたが、発熱の原因が線材の径が0.8mmと細いためなのかコア自体の問題なのかよくわかっていません。しかしいまのままではちょっと不安なので、場合によってはコアを2枚重ねするなどして改良を加えようと思いました。そのときに200Ω以上の高いインピーダンスにも対応したいと考えています。

前回の富士市の移動でも感じましたが、TPOでアンテナもいく種類か備える必要がありそうです。傘型ばかりに拘るのではなくアース要らずで周りの影響を受けにくいループアンテナなど試作したいところですね。途中で放ってあるSRAも何とかしたいですし。

6 件のコメント:

  1. JA1BVA 齊藤2014年5月14日 9:54

    貴重な実践リポートを、大変参考にしています。
    立ち木の影響は、改善が困難ですね。

    マッチングトランスの発熱は、想像ですが、線材を太くすれば解決するのではないでしょうか。私のトランスもFT-240-43ですが、3個重ねています。
    3個の場合、AL値が大きくなって、全体の巻き数が少なくなり、また、1回巻きごとにタップ
    を取り出せます。線材は2sqです。4個以上になると、タップ毎のZの変化が大きくなります。
    これにたどり着くまで、何個かコアを割りました。お役に立つかどうか分かりませんが。

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    1. JA1BVA 齊藤OM、コメントありがとうございます。

      立ち木のほかにも、周りを囲むように張られている電灯線にもかなりの影響を受けていると思いました。それと以前ALL JAに出かけた別宅シャックのときも、立ち木のほか近くには20m級以上のタワー、パンザマストが何本も立っていて、これらにも大きく影響を受けていただろうと想像しています。

      こうなってくるといままでの移動スタイルのアンテナの設置法では仰るように改善が困難なので、別の方法を模索したいと思っています。

      マッチングトランスについて少し調べますと、マッチングトランスの耐電力を上げるにはトランスに使用する線材径を太くして巻き数を少なくするそうですね。しかし巻き数を少なくしすぎると136kHzでのインピーダンスが下がってしまうので悩みどころです。齊藤さんのように線材径をもっと太くしてコアを重ねるように改良しようと思います。

      しかし3枚重ねとは...手持ちにはあと1枚しかないので明日あたりサトー電気で調達しようかな。hi

      貴重なご意見大変有難うございました。

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  2. こんにちは。うちにも、もしかしたら聞こえていたかと思われるくらい、良く映っていました。ご自宅から波が出るようになったのかと思いましたが、0エリアとは恐れ入りました。

    コアの件、新しく購入されるのなら#77の方を検討されては如何でしょうか?  私のはジャンクですが雰囲気FT-140くらいの大きさの5~6μH/1tのコアで、50Ω側は1mmあるかないかの被覆線で巻いていますが、特に問題を感じたことはありません。緩い条件でしかやってないからかもしれませんね...、今後気をつけてみたいと思います。

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    1. JN1MSO 広瀬OM、おはようございます。コメントありがとうございます。

      受信レポート感謝です。自宅で波が出せるようになりたいですがまだまだですね^^;今回は送信はある程度飛んでいたようですが受信のほうがいまひとつでした。やはり海沿いか立ち木のない水田脇が良いのでしょうか。もう少し移動場所の吟味をしたいところです。

      仰るように#77材はAL値が高いので巻き数も少なくて済むしその分耐圧上がるかもしれません。同時に浮遊容量も小さくなって自己共振周波数も上昇して虚数成分も少なくなればいいなあと、希望的観測ですが。hi
      FT-240-77はそれなりのお値段しますがぜひ検証してみたいです。

      それにしても50Wクラスになるといろいろと問題が出てきています。

      これからもどんどんツッコミいれてください。

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    2. 受信レポートですが...、もしかしてまたXCU局の波と混同したのかも知れないと思い直しています。ゴメンナサイ、QRSSワッチは難しいです。WSPRのように各局favorite freq.があれば分かりやすいかなと思ったりも。hi.

      小野さんのご活躍に刺激を受けて、私も久しぶりに移動したいなと思っています。

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    3. おはようございます。

      QRSSでのQSOはほぼon frequencyなので区別が難しいかもしれません。当局も各局のグラバーを参考にしています。もちろん、自分のところで信号が捕らえられなければ交信はできません。favorite frequencyかどうかはわかりませんが、Homeでワッチしていますとみなさん各々決まった周波数で出ておられることが多いです。

      移動の折にはぜひQSOお願いします。わたしは明後日の宮ヶ瀬の公開運用に合わせてどこかでQRVしようと企んでいます。hi

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