こちらから当該リンクをたどってみてください。
過去記事に書いたJA1QUM局製作のツインプローブ型については当時シングルのものと比べて信号強度が上がってノイズフロアが若干下がったという印象でしたが実際の結果は中波帯で利得が上がっておりました。これは合成トランスの周波数特性の影響が大きいような気がします。トランスレスでどうなのか、またトランスで使われるコアの性状や巻き数などを変えるとどうなるのかさらなる追試が望まれます。
またJH1ARY局製作の同調形ロッドアンテナプローブホイップでは、136kHz近辺の盛り上がりが見られますが、解説のようにスプリアスと思われる柱が全体的にたくさん観察されました。プローブがある程度大きいとフロントに同調回路を付加しても利得が大きすぎて中波放送の強力な信号で飽和してしまったのでしょうか。ロッドアンテナを短くたたんだ状態での測定ができたらもう少し詳しく確かめられたかもしれません。
こちらの記事には後半にアクティブアンテナのプローブの大きさに関する検討結果が載せられています。プローブサイズを基準より小さくすると利得は下がるもののS/Nは変わらないようです。
そんなわけで136kHz帯のグラバーアンテナについて素のPA0RDT Mini-whipを改造するには、フロントの同調回路(できれば複同調回路)と後段のLPF挿入のほかにもうひとつポイントが浮かんできました。それは プローブの示適サイズを探るということで、具体的には現在35mm x 55mmからどれだけ小さくするかということです。
測定は例のAPB-3を活用しようと思います。アッテネーターかませないとね^^;
というわけで、急遽APB-3用に-20dBアッテネーター作りました。
秋月の10dBアッテネーター抵抗セット2セット分 |
APB-3につなげてチェック |
45MHzまではリファレンス-20dB |
2MHzまでスキャン BC帯に柱がビッシリ |
おまけ 200kHz spanでVLFからLF帯スキャン
22.4kHzのえびの送信所、40, 50kHzのJJY
68.5kHzのBPC, 100kHzのロランが観察されます
0 件のコメント:
コメントを投稿